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7.1ch ゲーミングヘッドセット EASARS Tornado レビュー

ゲーミングデバイス

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7.1ch バーチャルサラウンドゲーミングヘッドセット EASARS Tornadoのレビューです。サンプル品提供元:ドイツメーカー「EASARS」、日本販売元:「株式会社 マイルストーン」

性能

マイクの仕様は、ドライバ寸法はØ6.0*5.0mm、インピーダンスは2.2kΩ、感度は-39±3db(1kHz)。ヘッドホンの仕様はドライバ直径がΦ 40mm、インピーダンスが32Ω、感度が107±3dB(1kHz)、周波数帯は20Hz-20kHz。ケーブルは2.2mで、接続方式はUSB2.0、保証は1年間。

長所

①ゲーミングヘッドセットには珍しい振動機能がついている。
②イヤーカップ(耳あて部分)が光る。また、ワンタッチでオンオフできる。
③USB接続で簡単に7.1chバーチャルサラウンド構成が組める。サウンドカード不要。
④締め付けがゆるく、耳をすっぽり覆うタイプで付け心地がいい。長時間使用も可能。
⑤ドライバーで設定すれば、簡単に音楽や映画に臨場感を与えることができる。

短所

無指向性マイクで、遮音性が低いため、ゲームを大音響でプレイすると、ゲーム音が会話相手に伝わってしまう。

写真とレビュー

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ヘッドバンド(頭頂部)は調節可能で伸び縮みするやわらかい素材なので、付け心地がよく、頭によくフィットします。写真のように、けっこう余裕があるので、頭が大きめの人でも痛くなることはないと思います。ただ、ヘッドバンドで抑えている分、上はきっちりフィットしますが、下はややゆるいという感じになります。重さは385gで、ゲーミングヘッドセットとしては普通ですが、付け心地がいいからか、やや軽く感じます。

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イヤーカップ(耳あて部分)は耳をすっぽり覆う大きめのデザインで、内側と外側にEASARSのロゴが入っています。また、マイクは収納可能なタイプで、左が収納した状態、右が出した状態です。収納すればマイクが自動的にミュートになる機能もあります。

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コード付属コントローラーには、①モード切り替えボタン、②音量調節ボタン、③LEDスイッチ、④振動スイッチが付いてます。モードはMMORPG・FPS・RTS・映画の4つで、現在適用されているモードは青く光ります。LEDボタンと振動ボタンはどちらもワンタッチでオン、オフが可能です。

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マイク部分の内側は写真の通りで、声を拾う穴がひとつだけあり、風切り音を防止するものは付いていません。また、マイクは口の方に曲げたりすることはできない、一直線に下ろすタイプです。ケーブルは布巻きなので、やわらかく、取り回しがききます。USB接続部分はおしゃれな金メッキで、EASARSらしい特徴的な形をしてます。

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LEDを光らせると右の写真のような感じに。2秒間ぐらい光って、じわーと消えてまた光っての繰り返しです。自分がつけている時は見えませんが、使わないときに飾っておけばいい感じの雰囲気は出るかもしれません。付属品はドライバーインストールCDと説明書のふたつ。説明書に日本語はないですが、ドライバーソフトは日本語対応なので、問題ないかと思います。

音質とマイクと振動機能

ヘッドフォンの音質はフラット志向で低音や高音が強いわけではないですが、その分、他のヘッドセットよりも音が軽く、ややガサついてこもった感じに聴こえるかもしれません。音楽を聴いたり、映画を見る時に何か物足りないなと思った時は、付属のソフトで低音や高音を補強しましょう。

マイクは無指向性なので、大音響でゲームをやるとボイスチャットの相手に音漏れしてしまう場合があります。音を小さくして、自分の声が通るようにソフト側で調整しましょう。マイク音質はややこもる感じですが、Skypeなどで単に話をする場合は問題ないかと思います。

振動機能をオンにすると、ヘッドセット全体が振動して臨場感が生まれます。映画やゲームをするときは、より迫力が増すので、こういうのが好きな人にはいいかもしれません。ただ、ボイスチャットで相手と会話中は、マイクと共振してブーンと相手に聞こえる時があるので、切っておいた方が無難でしょう。

専用ドライバーソフト

付属のディスク、もしくはドライバーダウンロードページから、EASARS Tornado専用の7.1chバーチャルサラウンドソフトが使えます。設定はやや分かりにくいですが、日本語対応ですし、最初のポップアップが出てくるので、それを見れば大丈夫でしょう。スピーカーとマイクの絵を右クリックすると、色々設定できます。
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Xear Surround Headphone

7.1ch バーチャルサラウンド機能を設定する画面はふたつあり、左の画面では音楽およびゲームモードと、映画モードの切り替えができます。この機能をオンにすれば仮想サラウンド効果が得られるので、ヘッドフォンで音楽を聴きたい時や、ひとりでMMORPGやRTSなどのゲームをするときにおすすめです。AVAやCSGOなどの一部のFPSは、2.1chのヘッドフォンに最適化されているため、この機能を使うと音が広がって足音などが分かりにくくなるので、注意してください。また、部屋の大きさを選ぶ項目もあるので、自分の環境に合わせて設定しましょう。部屋が大きれば大きいほど、音も大きくなります。

Xear Surround Max
右の画像のXear Surround Maxをオンにすると、前から聞こえていた音がブワーっと全体に後方まで広がって、やや残響感が出ます。ライブ会場や映画館にいる感じで、音楽を聴くとき、映画をみるときは迫力や臨場感が出ていいと思うので、試してみるといいでしょう。僕は多少エフェクトがかかった感じの音になっても、ライブ会場などの臨場感がある方が好きなので、音楽を聴くときはオンにしています。もちろん上記のXear Surround Headphoneをオンにしないと、Xear Surround Maxもオンにできません。

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Xear Audio Brilliantは高音を補強するもので、Xear Dynamic Bassは低音を補強する設定です。音楽を聴くときなどは、お好みに合わせて設定してみてください。

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Xear Voice Clarityは、音楽でボーカルの声を聴きたいときに設定する項目です。3だとやや分かりにくいですが、最大まであげればかなり声が分かりやすくなります。Noise Suppression for communicationを上げると、ボーカルの声以外の音がかなりぼやけて、より声が強調されます。Xear Smart Volumeは小さい音を大きく補強する機能です。オンにすると聴こえにくかった音が聴きやすくなる半面、強弱は薄れてしまうので注意が必要です。

この他に、マイクを右クリックすると、Xear Magic Voiceという、声を女性風、男性風、マンガ風、モンスター風に変えることができる機能もついています。一度、友達と会話するときに使ってみると面白いかもしれませんね。また、ドライバー側で音量調整や、サンプルレート変更などの基本的なこともできるようになっています。

まとめ

振動機能やLED、7.1chバーチャルサラウンド機能など、他のゲーミングヘッドセットと一味違ったものが欲しいという人におすすめのヘッドセットです。特にMMORPGやRTSなどでよくある、非現実世界の雰囲気を最大限に味わいたいというライトゲーマーの人に向いていると思います。また、音楽や映画に臨場感が欲しいという人にもいいですね。気になる人は買ってみては。

Posted by てんせんか