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ワクワク系FPS! Star Wars: Battlefront 2015 PC版 レビュー

ゲームレビュー

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2015年11月19日に日本語版が発売したStar Wars: Battlefront(2015)、PC版のレビューです。これは発売時点でのレビューなので、アップデート次第では評価が変わることがあります。開発元はBattle FieldでおなじみのDICEで、エンジンはFrostbite、販売元はElectronic Arts(EA)で、Originを通してゲームをプレイできます。

スターウォーズバトルフロントについて

舞台はStar Wars エピソード4から6まで。ルーク・スカイウォーカーやダースベイダーが主なキャラになります。映画を既に見ている人は、FPSが初めての人でもプレイする価値があると思います。ウォーカー・アサルトモードは、乗り物ありのいわゆるお祭りゲーなので、ライトゲーマーおよびFPS初心者の人が気軽にやりやすいです。今回はマルチプレイに焦点を当ててレビューしていますが、2人プレイのCo-opや、シングルモードもあります。

通常版とデラックス版の違い
デラックス版は通常版よりやや高いかわりに、ハン・ソロの武器(通常版でもレベル25で使用可能。現在は強武器)や限定エモートが手に入ります。アルティメット版は、デラックス版の要素に加えてダウンロードコンテンツ(DLC)をプレイできるようになり、DCLへの2週間先行アクセスが付きます。

購入できるショップ

Origin
購入してから24時間以内に面白くないと感じたら返金できる制度と、特定の期間にセールで安く買えるのが特徴。現在は、通常版が8,424円で、デラックス版が9,504円で、アルティメット版が14,688円のフルプライス。

Amazon
現在はOriginよりも安い価格で確実に日本語版が買えるのが特徴。また、クレジットカードなしでも購入可能。ただし、Originのような返金制度はない。

その他の鍵屋
OriginやAmazonよりも安く買える一方で、クレジットカードが必要なショップが多い。また、ごく稀に詐欺に合う場合がある。一番安く手に入れたいならこれ。

長所

①グラフィックが綺麗。スターウォーズの世界観がよく再現できている。
②おなじみのキャラクターを操作できるという感動。
③音楽が壮大で聞きなじみがあるので、テンションが上がる。
④FPS初心者やライトユーザーでもプレイしやすい仕様。
⑤映像が綺麗なわりにゲームのロード時間がBF4などと比べて短い。
⑥現時点ではチート使用者が少ない。

短所

①レーダーで敵のいる方角が分かるので、隠密行動しにくい。
②全体的にFPS初心者向けの仕様なので、経験者はやや物足りない。
③アジアサーバーに自動接続(pingが近い人同士かも)するため、人気のないモードは人が少ない。マッチングシステムがあまりよくないとの説もある。
④低レベルプレイヤーに厳しく、高レベルプレイヤーにやさしい武器レベル制限があるので、初心者がボコボコにやられて面白いと感じる前にやめる可能性がある。また、敵が硬く、倒すのに他のゲームよりも時間がかかる。

β版との比較

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β版から製品版になる過程で、100以上もの変更点を加えたようです。その中でも気になるものをピックアップ。全体的にFPS経験者が不利に、FPS初心者が有利になるようにアップデートされています。僕はFPS経験者なので、あくまで僕視点。

良くなった点
①AT-ATとAT-STに弱点が付き、イオン魚雷の実装でAT-STが無双しにくくなった。
②リスポーン位置が散らばって開始直後に倒されにくくなった。
③ヒーロー/ヴィランで敵を倒した時にHPが自動回復しなくなった。
④ウォーカー・アサルトモードで反乱同盟軍が有利になった。ただし、現在は帝国軍がかなり不利な仕様になっている。

悪くなった点
①スナイパーライフル(サイクルライフル)の弱体化。
②かなり操縦しやすかった戦闘機に変な慣性がつき、非常に操作しにくくなった。
③自由に動ける範囲が狭くなり、レーダーに敵のいる方角がわかるようになったため、裏取りがしにくくなった。
④ヒーローやヴィランの時間制限がなくなり、長く生き残るために立ち回る人が増え、なりふりかまわず突進する人が減って、全体的につまらなくなった。
⑤βではレベル制限があった分、すぐに最強の歩兵武器が手に入って、他のFPSと同じくらい敵を倒しやすかった。しかし製品版では、最初は弱い武器しか使えず、ゲームの仕様上、一人の敵を倒すのに多くの弾丸を当てなければならず、ストレスがたまり、爽快感が減った。

FPSとしての仕様

①弾数は無限だが、撃ちすぎるとクールタイムに入り、しばらく撃てない。
②弾速は遅めで、ヒーロが弾くことができる仕様。弾はまっすぐ飛ぶ。
③ヒーロー・戦闘機・特殊アイテムはフィールド上にあるアイテムを拾えば使用可能。
④スナイパーライフルやグレネードはカード形式で一度使ったらしばらく使えない。
⑤乗り物のマウス感度がすべて統一のため、戦闘機とその他の感度調整が難しい。
⑥色覚異常の人のために敵味方の色を変える設定がある。

おすすめのモード

ウォーカー・アサルト
20対20で、ヒーローや戦闘機、バトルドロイドなど様々な兵器を使える大規模対戦モード。反乱同盟軍側はAT-ATという帝国の大型四足歩行ドロイドを倒せば勝利で、反乱軍はこれを3ラウンド阻止すれば勝利という、やや特殊なルール。これぞスターウォーズ!という感じのモードで最大限に雰囲気を楽しむことができるので、おすすめ。ただし、現在はややバランスが悪いので、今後のアップデートに期待。

ヒーローvs.ヴィラン
6対6で帝国側と反乱同盟軍側に分かれて戦うモードで、他ではなかなか体験できないヒーローやヴィランを使える人気モード。経験値効率がよく、手持ちの武器が弱くても戦えるので、レベル上げにもおすすめ。両陣営とも、キャラクター3人に護衛兵および一般兵が3人という編成で、現在は帝国側がダースベイダー、パルパティーン皇帝、ボバ・フェットの3人。反乱同盟軍側はルーク・スカイウォーカー、ハン・ソロ、レイア姫の3人。キャラクターの特性を活かしつつ、味方と連携を取って攻めなくてはいけないので、立ち回りがなかなか難しい。また、ミサイルランチャーや誘導ミサイルを持てる護衛兵が意外と強い。

スプレマシー
20vs20の拠点制圧戦で、ヒーローやドロイドがある鉄板モード。バトルフィールドでいうコンクエストで、安定の面白さ。

ファイター・スコードロン
10vs10の戦闘機同士の戦いでNPCも数多くいる。他のゲームにはなかなかないモードで、スターウォーズの世界観を味わえるため、おすすめ。ただし、現在は非常に操縦しにくいパッチが入ってイライラがたまるので、今後に期待。

まとめ

キャラゲー、雰囲気ゲー、単調ですぐ飽きるなどと揶揄されることもありますが、スターウォーズの世界観を綺麗なグラフィックで、様々なモードを味わえるのはこれしかないので、良いゲームだと思います。個人的にはβ版のような、もっとFPS経験者よりの爽快なゲームが好きなんですが、開発もバランス調整が難しいと思うんで、何とも言えません。調整次第では双方が納得できる感じになると思いますし。また、バトルフィールドみたいに4人分隊でワチャワチャやるのが好きなので、そういうのもあったらいいなぁと思いました。スターウォーズファンや、お祭りFPSが好きな人におすすめのゲームです。

Posted by てんせんか