厳選!FPSにおすすめの内蔵サウンドカード2選!

おすすめゲーミングデバイス

今回はパソコンの内部に接続する「PC内蔵サウンドカード」のおすすめを紹介する。USB経由で外付け接続する「外付けサウンドカード」とはまた別の種類だ。自作パソコンをしている人ならば簡単に接続できるのだが、BTOなどでゲーミングパソコンを発注した人はちょっと接続方法が分からないかもしれない。PCI-E端子に挿すだけで使えるようになるので、選択肢のひとつとして考慮してもいいだろう。専門知識のいらない「外付けサウンドカード」のおすすめも執筆しているので以下の記事も参考にしてほしい。

厳選!おすすめ外付けFPSサウンドカード3選!

サウンドカードの長所と短所

〇パソコンに元からついているサウンド(マザーボードのサウンドチップ)はスピーカーに接続、新たに増設したサウンドカードはヘッドセットに接続することで、デスクトップ上で簡単に切り替えができるようになる。
〇マザーボードのサウンドチップが壊れても、サウンドカードに接続すれば使える。
×長く使うと接触不良などが原因で認識しなくなることがある。
×熱が発生するので経年劣化により壊れる可能性がある。
×安いイヤホンをつなげるとノイズが発生することがある(低インピーダンス)

当たり外れはどんな製品にもあるものだが、サウンドカードは他よりもそういった問題が起きやすいと言える。それは繋ぐパソコン自体がノイズだらけであり、サウンドカード自体が熱を発生する部品であり、個々のイヤホンやヘッドフォンが大きく違うからに他ならない。メーカー側もそれを把握しており、なるべく万人が使用できる設計をしているのだが、どうしても問題が起きてしまうのだ。もし問題が起きた場合、保証や初期不良が適用できる範囲であれば、即返品するのもありだろう。しかし、僕はそれらのデメリットを大きく超えるメリットがサウンドカードにあると考えていて、それは一番上に挙げているスピーカーとヘッドセットの切り替えだ。これがデスクトップ上でできるのは本当に大きいと思っている。

内蔵と外付けの違い

内蔵サウンドカードの特徴
〇遅延がほぼない。PCIEによる高速接続ができるから。
〇パソコン内部に設置するので、場所を取らない。
〇ライン入力や光デジタル入出力など端子が多い。
〇高音質で出力できる。32bit、384kHz以上。
×ノートパソコンやプレイステーション、スマートフォンには非対応。
×パソコン内部はノイズが多いので、外付けよりもノイズが発生しやすい。
×初心者にとって取り付けが難しい。

外付けサウンドカードの特徴
〇操作パネル付きの物が多く、手元で簡単に音量調節などがしやすい。
〇ノートパソコンやPlayStation、スマートフォンにも使える。
〇ノイズが発生しにくい。パソコン本体がノイズの発生源だから。
〇持ち運びできる。いつでもどこでも使える。
〇接続が簡単。パソコンのUSB端子に接続するだけ。
×場所を取る。大きい机が望ましい。
×製品によっては遅延が出る場合がある。

専門用語の解説

◆DAC:信号をデジタルからアナログへ変換する。CDの中のmp3などのデジタルデータを音として再生するためにアナログ信号へと変換させる。「Digital to Analog Converter」の略。
◆USB DAC:パソコンと外部機器をUSBケーブルでつないで、パソコンから送られるデジタル信号をアナログ信号に変換し、スピーカーやアンプに送るDACのこと。ノイズが入りやすいパソコン内蔵DACと違い、ノイズを完全に消すことも可能で、接続も簡単。
◆アンプ:音の電気信号を増幅させる機器。amplifierの略。
◆ヘッドフォンアンプ:ヘッドフォン専用アンプのこと。より高音質で聴くことができる。
◆インピーダンス:スピーカーなどが持つ電気抵抗のこと。低ければ低いほど、音量や音域は狭くなるが、ノイズは少なくなる。高ければ高いほど大きく、広い音域まで再生できるが、ノイズが多くなる。音を出力するときは低い電気抵抗で出してノイズを少なくし、それをアンプ(音の増幅器)で大きくして、高い電気抵抗を持つヘッドフォンで聴くのが基本。いわゆる「ロー出しハイ受け」。一般的に安いイヤホンは入力インピーダンスが16Ωと低く、高いヘッドフォンは600Ωと高くなる。高級なヘッドフォンはそれなりのアンプがないと意味がない。
◆マイク入力とライン入力の違い:マイク入力は基本的に人間の音声だけに対応した入力端子で、電圧が非常に小さい。ライン入力はポータブル音楽機器やラジカセなどの音を相手に伝えたい時に使う入力端子で、電圧がやや大きい。電圧差により、マイク入力でウォークマンを鳴らしてもうまく伝わらないし、ライン入力でしゃべっても相手に綺麗に伝わらない。
◆プリメインアンプ:音を調整するコントロールアンプと、音の増幅を行ってスピーカーを動かすパワーアンプが合体したもの。コントロールはプリアンプ、パワーはメインアンプとも呼ばれる。

可愛さで2倍増し

6,000円クラス
ASUS Xonar AE

ASUS Xonar AE

安いのに多機能なハイレゾ対応ゲーミングサウンドボード。FPSで有利な7.1chバーチャルサラウンド機能、イコライザ変更機能、ノイズキャンセリング機能などを持っており、独自ソフトウェアも使いやすい。オペアンプが交換可能なのもNukkato的にポイントが高い。そして目を引くのがロゴの可愛さ。サウンドカードのくせになんてオシャレなんだ。FPS女子はこぞってこれを選ぶに違いない。ASUSは自作PC業界では長年トップを走り続けているメーカーで、ハードとソフト両面でいい製品を出している企業。サウンドカード分野ではCreativeと並んで昔から製品を出しており、近年はゲーミングに本格参入してきた。今後にも期待できるメーカーだ。

GOOD
〇高品質なオーディオプロセッサーとDACを搭載。高音質で音楽や映画、ゲームを楽しめる。
〇FPSで足音が聞こえやすくなるバーチャルサラウンド機能、イコライザ変更機能などを搭載したASUS Sonic Studioに対応。
〇アナログ接続で7.1chを構築でき、ホームシアターが作れる。
〇オペアンプを差し替え可能。自分好みの音質にできる。
〇ノイズキャンセリング機能があり、自分の声を綺麗に伝えられる。
〇ノイズ対策のバックプレート搭載。
〇ロゴがめちゃくちゃ可愛い。

BAD
×長く使うと認識しなくなったり、ノイズが大きくなったりする場合がある。

製品仕様
オーディオプロセッサーは、C-Media USB2.0 6632AE。高品質DACである①ESS ES9023P DAC(112dB DNR、最大192KHz/24bit)、②Cirrus Logic CS4245(104dB DNR、最大192KHz/24bit)、③Cirrus Logic CS4361(103dB DNR、最大192KHz/24bit)を搭載。7.1chバーチャルサラウンド機能、イコライザ変更機能、ノイズキャンセリング機能などを搭載したASUS Sonic Studio対応。ノイズ対策(EMI)のバックプレートあり。オペアンプを差し替え可能。150Ωのヘッドフォンアンプ搭載。接続はPCI Express x1。入出力端子はヘッドホン出力端子(3.5mm)、スピーカー出力端子が4つ(3.5mm)、光デジタル出力端子、ライン入力/マイク入力(3.5mm/共用)。付属品は光デジタルケーブル。ステレオ出力は最大24bit/192kHz、5.1ch出力は最大32bit/96kHz、マイク入力は最大24bit/96kHz、ASIO2.2は最大32bit/192kHz、デジタル入出力は最大24bit/192kHz。Windows 10対応。フロント出力の信号雑音比は110dB、ヘッドフォン出力の信号雑音比は108dB、入力の信号雑音比は103dB。周波数特性は10Hz~65KHz。

多機能こそ正義

16,000円クラス
Creative Sound BlasterX AE-5 Plus

Creative Sound BlasterX AE-5 Plus

高品質なオーディオプロセッサーやDAC、ヘッドフォンアンプを搭載したFPS向けのサウンドカード。最近流行りのパソコン内部を魅せるLEDにも対応し、序盤から終盤まで隙が無い。なお、これはSound BlasterX AE-5無印から、AE-5 Plusに進化したバージョンだ。新たにDolby Digital LiveとDTS Connectによるサラウンドサウンドのエンコード機能を追加し、ホームシアターを構築できる。また、最新のソフトウェアである「Sound Blaster Command」に対応している。FPS向けの内蔵サウンドカードならこれが第一候補だ。

GOOD
〇FPSで足音が聞こえやすくなる7.1chバーチャルサラウンド機能、イコライザ変更機能、スカウトモードを搭載したSound Blaster Commandに対応。
〇高品質なオーディオプロセッサー、DACを搭載。高音質で音楽や映画、ゲームを楽しめる。
〇高音質のヘッドフォンアンプを搭載。16~600Ωのヘッドホンに対応可能。
〇ノイズキャンセリング機能があり、自分の声を綺麗に伝えられる。
〇ステレオミックス機能あり、ボイスチェンジ機能あり。
〇1680万色に対応するLEDを搭載。付属の「LEDテープ」を接続して光らせることも可能。
〇光デジタルに対応しており、入出力端子が豊富。
〇ステレオ出力は最大32bit/384kHzとトップクラス。
〇Dolby Digital LiveとDTS Connectによるサラウンドサウンドのエンコード機能搭載。光デジタル出力によるホームシアター構築が可能。

BAD
×長く使うと認識しなくなったり、ノイズが大きくなったりする場合がある。

製品仕様
オーディオプロセッサーは、4コアのCreative製「Sound Core3D」。DACはESS Technology製のES9016K2M SABRE32 Ultra DAC(122dB)。高音質ヘッドホンアンプ「Xamp」を搭載し、16~600Ωのヘッドホンが駆動可能。ステレオミックス機能あり、7.1chバーチャルサラウンド機能あり。FPSで足音の聞こえる位置がわかりやすくなる「Scout Mode」対応。ノイズキャンセリング機能の「CrystalVoice」搭載。ボイスチェンジ機能搭載。1680万色に対応するLEDを搭載し、「LEDテープ」を接続して光らせることも可能。Sound Blaster Command対応。接続はPCI Express x1。入出力端子はヘッドホン出力端子(3.5mm)、ライン出力端子が3つ(3.5mm)、光デジタル出力端子(角型/パススルー対応)、ライン入力/マイク入力(3.5mm/共用)。付属品はLEDテープ、LEDテープ接続ケーブル。ステレオ出力は最大32bit/384kHz、5.1ch出力は最大32bit/96kHz、マイク入力は最大24bit/96kHz、ライン入力は最大32bit/96kHz、デジタル入出力は最大24bit/96kHz。大きさは、縦128mm、横幅145mm、高さ20mm。重さは約215g。Windows 10対応。

ノミネート製品

内蔵サウンドカードは選択肢が非常にせまく、ASUSとCreativeの2社くらいしかまともに作っているところがないのが現状だ。おすすめの以外に候補となった製品を列挙する。

ASUS Xonar SE:安価な最新モデルだが性能は高くない。
ASUS STRIX SOAR:悪くないがCreativeに軍配。
ASUS STRIX RAID PRO:同上
ASUS STRIX RAID DLX:同上
Creative Sound Blaster AE-7:音量調整などに使える外部デバイスがついたモデル。悪くはないがこれを買うくらいなら内蔵サウンドカードと外付けサウンドカードを別々に買った方が色々便利そうなので見送った。
・Creative Sound Blaster AE-9:直販限定モデル。高すぎてこれを買うくらいなら高音質スピーカーやアンプを買ってホームシアターを作った方が幸せになれるんじゃないかと思う。

Nukkato大賞!

・安価に多機能なカードならASUS Xonar AE
・FPS向けのサウンドカードならCreative Sound BlasterX AE-5 Plus