超厳選!おすすめ自作PC電源ユニット (PSU) 2選!

おすすめ自作PC

今回は自作パソコンに使うおすすめの電源を限りなく厳選して紹介する。コストパフォーマンスと安定性に優れた電源をひとつ、光る電源のひとつの合計ふたつという構成だ。なぜここまで候補を絞ったのかについては下記の通り。

PC電源の選び方

自作パソコンを作る上で、電源ユニット選びというのは最も難しいと僕は思っている。それは本当の意味でどれがいいかを選ぶには、電源ユニットを分解して部品や回路の構造を徹底的に調べる必要があり、専門用語と時間が山ほど必要だからだ。ひと昔前までは、「きちんとした電源を使わないと、故障した時に他のパーツを巻き込んで大惨事になる可能性がある」と言われていた。それは今でも同じ。しかし、近年になってそういった粗悪電源というものが市場から淘汰され、品質のいいものがかなり多くなってきた。そうすると逆に「良いものが多すぎて結局どれを買えばいいのか分からない」状態になりやすいのが最近の電源業界である。結局のところ僕らが買うのはひとつだけになる、それならば光るか光らないかで分けてこれを買っておけば間違いないというモデルを厳選した方がいいのではないかと思い、2選という形にしたわけだ。ちなみに電源は英語でPower Supply Unit、略してPSUと呼ばれている。

電源のこだわりポイント
▼一次側・二次側に日本製コンデンサを採用していると長く使える。
▼80PLUS認証を受けている高効率電源だと電気代が安い。
▼ケーブルを自由に外せるプラグイン形式だとメンテナンスしやすい。
▼ファンが高品質なら、音がまったくしない、静か。
▼保証が長ければもし壊れたときでも安心。

電源容量の選び方・目安
◆最近のパソコンは消費電力が非常に低いので、グラフィックボード1枚なら500Wで十分。
◆グラフィックボードを2枚搭載してSLI構成にする、もしくはオーバークロックするなら600~800W。
◆仮想通貨のマイニングをするなら1000W以上。
◆電力使用率50%が一番効率がいい。システム全体の消費電力が500Wなら1000Wの電源を選ぶとよい。

80 PLUS 認証

●Titanium:電源変換効率は90%~94%。最上級、かなり高い。
●Platinum:電源変換効率は89%~92%。ワンランク上、ちょっと高い。
●Gold  :電源変換効率は87%~90%。必要十分、わりと安い。
●Silver :電源変換効率は85%~88%。中途半端、製品少ない。
●Bronze :電源変換効率は82%~85%。安い。

80 PLUS 認証はふつうの人がパソコンを使う場合、Goldあれば十分だ。最近ではこのGold認証の電源が安くなりすぎて、Platinum以上を買っても電気代で元を取るのにけっこうな時間がかかってしまう。Titaniumなんて現状では高すぎて金持ちの道楽と化している。だから24時間駆動の自宅サーバー用電源がほしい、仮想通貨のマイニングがしたいとかでもない限り、Gold認証を選んでおけばいい。Platinumは1000Wなどの大容量ならわりと安く買えるので、ワンランク上の物がほしいという人におすすめだ。

おすすめメーカー
◎FSP:創業28年になる老舗メーカーで、世界初のATX電源を製品化した大手のPC電源メーカー。設計から製造まで全て自社で行い、多くの特許と製品数を誇り、圧倒的な開発力がある。他のメーカーに対してOEM供給も行っているので、実は中身はFSP社製だったなんてことがザラにある。とにかく安心して購入できる製品が多いのだが、「FSP」の名を冠した製品が日本でメジャーになったのは最近のことなので、一般ユーザーにはそこまでの知名度がないのが現状。

◎Thermaltake:LED搭載電源は作っている大手メーカーがほぼなく、現状はThermaltakeの一強状態である。電源の質もよく、高品質な日本製コンデンサを使用していたり、消費電力に優れたモデルだったりと、信頼性も高い。

ヒーローは遅れてやってくる

6,600円~
FSP Hydro シリーズ

FSP Hydro GSM Lite 550W / 650W / 750W
【上位モデル】FSP Hydro PTM PRO 850W / 1000W

電源界の影の王者「FSP」が誇るコスパ最高峰電源。FSP Hydro GSM Lite 550Wは6000円ほどで買えるわりに高い信頼性と使いやすさを兼ね備える。高い安定性がウリで、電圧変動の少なさや高品質な日本製コンデンサが光る。消費電力も少なく、セミプラグインで配線もしやすい。迷ったらこれと言えるほどいいので、多くの人におすすめできる電源だ。

長所
〇コストパフォーマンスが非常に高い。安いのに信頼性が高い。
〇安定性が非常に高い。電圧変動が少なく、重要パーツにかける負荷が小さい。
〇すべて日本製のアルミ電解コンデンサを採用。特に一次側は高耐久の450V、105℃。
〇冷却ファンが優秀。120mmのHydraulicベアリングファンでよく冷えて静か。
〇グラボの負荷がかかる+12Aの最大電流が高い。シングルレーン設計。
〇消費電力が少ない。80PLUS GOLD認証で必要十分。
〇セミプラグイン方式。不必要なケーブルを自分で選べる。綺麗に配線。
〇柔軟なフラットケーブルを採用。配線しやすい。
〇7年間の長期保証。

上位モデル
上位モデルである「FSP Hydro PTM PRO」は、上記の長所に加えてさらに高温多湿な環境下でも動作できる「OFF-WETテクノロジー」を搭載。95%の湿度でも動作し、防湿、防塵、防錆に優れる。加えて冷却ファンは135mmに大きくなり、冷却性能と静音性が上がっている。また、ファンはセミファンレスに対応するので、無音PC化も狙えるようになる。メーカー保証は圧巻の10年と、上位モデルは価格に見合う豪華な性能となっている。

製品仕様
GSM Liteの電源容量550Wを記載する。最大出力は550W。電源効率は80PLUS GOLD認証。保証は7年間。冷却ファンは120mmの静音Hydraulicベアリングで、騒音レベルは36.1dB、回転数は自動制御、最大回転数は2400 rpm。大きさは縦15cm・横86cm・奥行き14cmで、規格はATX12V v2.52。+12Vの最大電流は45.83A。重量は約1.795kg。平均故障間隔(MTBF)は100,000時間。保護回路は過電圧保護(OVP)・低電圧保護(UVP)・過電流保護(OCP)・短絡回路保護(SCP)・過熱保護(OTP)・過負荷保護(OPP)。コネクタ数は、マザーボード用24ピンが1つ、CPU用の8ピンが2つ、ビデオカード用などのPCI-E(6+2)ピンが2つ、SSD用などのSATAが6つ、ペリフェラルが2つ。ケーブルはセミプラグイン方式で、マザーボード用ケーブル以外はプラグイン。フラットケーブルを採用。DC-DC回路設計。

光る電源の筆頭

13,000円~
Thermaltake TOUGHPOWER GRAND RGB Platinum

Thermaltake TOUGHPOWER GRAND RGB Platinum 850W / 1050W / 1250W

パソコンの中身を光らせて魅せるPCを作るのに最適なLED搭載電源。専用アプリ「Smart Power Management」でスマホから電源の状態を確認でき、外出先からパソコンのシャットダウンや再起動などができるので、仮想通貨マイニングや自宅サーバー管理者などにもおすすめ。ファンや電源に異常がある場合のアラート機能も装備しており、本体接続のUSBとマザーボードをつなぐことによる便利な多機能が特徴。もちろんコンデンサは高耐久の日本製で、静音性に優れ、電圧変動が少なく安定性も高い。電源効率は80PLUS PLATINUMで非常に高い。保証は圧巻の10年で、メーカーの自信が見てとれる。

GOOD
〇すべてのコンデンサに日本製アルミ電解コンデンサを採用しており、高耐久。
〇専用アプリが多機能。PC版とスマホ版に対応しており、ファンやLEDの設定、温度管理ができ、消費電力も測れる。
〇準ファンレス仕様で負荷率40%以下なら無回転の無音。静音ファンで高負荷でも非常に静か。
〇電圧変動が少なく、重要パーツにかける負荷が小さくて、安定性が非常に高い。
〇メンテナンス性が高いフルプラグイン設計で、裏配線しやすい。
〇850Wモデルで+12Vの最大電流が70A、最大出力が1020Wと高く、仮想通貨マイニングやマルチGPUに対応。
〇1050Wなどの大出力でも大きさが奥行き16cmのATX仕様なので、組み込みやすい。
〇圧巻の10年間新品交換保証。

BAD
×価格が高い。

製品仕様
電源容量850Wを記載する。最大出力は1020W。電源効率は80PLUS PLATINUM認証で89~92%。保証は10年間。RGB LEDを12個搭載するファンはRiing Plus 14 RGBファンで、騒音レベルは25dB。低負荷時40%にファンの回転を停止させる「Smart Zeroファンモード」対応。大きさは縦15cm・横86cm・奥行き16cmで、規格はATX12V v2.4 及び EPS12V 2.92 準拠。+12Vの最大電流は70A。重量は約2kg。平均故障間隔(MTBF)は120,000時間(約13年)。アクティブPFC回路搭載。保護回路は過電圧保護(OVP)・低電圧保護(UVP)・過電流保護(OCP)・短絡回路保護(SCP)・過熱保護(OTP)・過負荷保護(OPP)。付属ケーブル数は、マザーボード用24ピンが1本、CPU用の8ピンが1つ、4+4ピンが2つ。ビデオカード用などのPCI-E(6+2)ピンが3本、SSD用などのSATAケーブルが3本、HDD用4ピンが1本、FDD用4ピンが1本。専用アプリの「Smart Power Management」を使用で、ファン回転数のコントロールやLEDエフェクトの設定が可能。アイドル時の消費電力を限りなくゼロに近づける「Intel C6/C7ステート」に対応。各種制御を行う32bit MCU搭載。±2%以下の優れた電圧制御と30mV以下の低リップルノイズ。

ノミネート製品

Corsair RM850:Corsairは昔からの定番企業で、高い信頼性がある。しかし、新製品でいい感じのものが出てきていないため、今回は選定を見送った。
玄人志向 KRPW-BR650W/85+:玄人志向も格安電源の定番企業。しかし最近は安いものでもいい電源が増えてきたので今回は選定を見送っている。
Seasonic FOCUS-PX-650:Seasonicは高い信頼性で、ちょっと前までは僕がおすすめするくらい良いメーカーだった。しかし、上述のように安くても信頼性の高い製品が出てきたことで最近はお株を失いつつある。

NUKKATO大賞!

・550W~750Wで探しているならFSP Hydro GSM Lite 550W
・850W~1000Wで探しているならFSP Hydro PTM PRO 850W
・光る電源がほしいならThermaltake TOUGHPOWER GRAND RGB Platinum 850W