第ニ次世界大戦がこんなに面白いとは！BATTLE FIELD Ⅴ / BF5 レビュー

2018/12/04BF5 WIKI / BATTLE FIELD V 攻略WIKI

今回は新作オンラインFPSであるBATTLE FIELD Ⅴのレビューだ。2018年11月9日から先行アクセスが開始され、同11月20日から正式リリース。現代戦であるBF3、BF4から大きく路線変更し、第一次世界大戦を舞台にした前作のBF1、そして今回は第ニ次大戦が舞台となったBF5だ。バトルフィールドシリーズといえば、戦車や航空機など他のFPSではなかなか味わえない戦場をモチーフにしたEA DICEが手掛ける何でもありのお祭りFPS。レビューとしては後発ながら1カ月弱マルチプレイをやって僕が感じたことをまとめた。

第ニ次大戦がこんなに面白いとは！

現代戦信者の僕にとって、はっきり言うとここまで面白いとは思っていなかった。実を言うと僕は前作のBF1はオープンベータしかプレイしていない。というのも、βをプレイして扱いにくい銃や戦車、兵器に「コレジャナイ感」を感じてしまったのだ。僕はBF3から同シリーズを始めたので、3が基準になっている。とするとBF4は順当に進化して面白かったのだが、BF1は兵器が古すぎて敵を倒す爽快感が薄く感じたのだ。だから正直、二次大戦と聞いてBF5にはあまり期待していなかった。でもでも、一度プレイするとその魅力を大いに感じることができたのでそれを列挙していくとしよう。

セミオートの新たな魅力
僕はPUBG、AVA、CSGO、OVERWATCHなど様々なFPSをプレイしてきたが、セミオートライフルを使っていて面白いと思ったことはあまりなかった。しかし、このゲームでセミオートライフルを使ってみるとめちゃくちゃ面白いじゃないか。これは僕にとっての新発見だった。３倍スコープで敵の頭をぶち抜いていく快感はもうやめられない止まらない。木製のロマンあふれる銃たちと共に古めかしい雰囲気の中でプレイするFPSもイイ！と考えが変わっていったのだ。もちろんフルオートの銃や戦闘機、爆撃機もあるし現代戦好きならけっこう楽しめるのでないかと思う。

戦車と爆撃機が面白い！
今作は戦車が無策に突っ込むと歩兵に簡単に返り討ちに合うシステムになっている。だから慎重な立ち回りと、遠距離からの砲撃が必要になった。それでも慣れるとサクサクキルが取れて連続２０キル、３０キルできた時は爽快感が半端ない。歩兵を蹂躙する戦車プレイができる数少ないFPS。これぞバトルフィールドである。そしてサービス開始時では爆撃機がとんでもなく強い。戦闘機がいないマップで160キル以上したプレイヤーも現れ始め、弱体化するほど。航空機や爆撃機というのはけっこう操作するのに技術がいるので上級者向けだったのだが、今作は練習すればわりと誰でもキルが取れるようになっている。

GOOD

・1600円で1カ月新作FPSがプレイできる圧倒的安さ(Origin Access Premier)。
・友達４人まで無料プレイ10時間のチケットを譲渡できる(Origin Access Premier→BASIC)。
・セミオートライフルが面白い。
・豊富な種類の戦車が面白い。戦車で大量キルできた時の嬉しさ。
・爆撃機で大量キルできる楽しさ。
・ゲーム終盤に分隊長特権のV1ロケットで大量キルが狙える。
・ネタ武器やネタ戦車などライトユーザー向けの兵器がある。
・分隊に生まれる一体感がいい。蘇生したりされたりで謎の友情が芽生える。一方でソロプレイが厳しくなった。分隊と一緒じゃないとすぐ弾が切れ、蘇生されにくいので死にやすい。

BAD

・ヘリコプターがない。第二次世界大戦ではほぼ見られないから。
・敵視点のキルカメラがない。
・納期優先でバグ取りを後回しにした。
・爆撃機に何回もやられるとストレスが溜まる。
・数試合に１人ほどチーターがいる。ただ新作のゲームなので他FPSよりもまだ人数が少ない。出会っても味方が31人にもいて蘇生もあるので他ゲーよりはストレスが溜まりにくく、何回も殺されたってことが起きにくい。

賛否両論

・接戦システムにより、劣勢側が有利になるような仕組みが導入された。最後まで勝敗が分からない大激戦が繰り広げられる一方で、途中までの頑張りやひとりひとりの努力が報われにくいシステムになった。途中抜けやレイプゲーが減少したのは確かだが、競技大会などのe-SPORTSイベントには不向き。
・スポットしにくい仕様変更により、伏せ待ちが強くなった。
・相変わらずのレベル制アンロックシステム。銃や戦車、航空機を使いこんでその武器自体のレベルを上げないとその真価を発揮できない。みんながレベル上げを目的とするため、最初はチーターが出にくく、ゲームの寿命（人の多さ）が延びるが、弱い状態のときに使うとストレスが溜まる。
・衛生兵のサブマシンガンが他兵科武器よりも不利なことが多く、あまり衛生兵を使いたがらないプレイヤーが多くなった。そのため、蘇生ありありのゾンビゲーから少し脱却した。
・戦車が弱くなったので、きちんとした立ち回りをしないと扱えなくなった。無策で突っ込むとすぐ破壊される。歩兵と一緒に進んだり、遠距離砲撃を行ったり、攻撃を受けたらすぐ引っ込むなどの慣れが必要。慣れたら連続２０、３０キル取れるようになってくる。