FPSゲーミングマウスの選び方と設定
マウス用語解説とゲーミングマウスの選び方をまとめました。画像はDeathadder 2013。
この記事を参考におすすめFPSゲーミングマウスを見ると選びやすいと思います。
表を入れているので、携帯端末だと見にくいです。ご了承ください。
マウス用語解説
マウス用語 | 意味と解説 |
解像度(dpi) | マウスを1インチ動かしたときに何回カウントするかの値。400dpiなら、1インチ移動すると400回カウントし、カーソルを移動させる。 |
レポートレート(Hz) | 一秒間に何回、パソコンに情報を送るかの値。マウスやゲームによっては、1000Hzで稀に不具合が出るので、500Hzが無難。 |
スイッチ | クリック部分のスイッチ。オムロン製マイクロスイッチのD2FC-F-7Nが耐久性が高くて優秀。20M>10M>無印の順でランクが高い。 |
加速 | マウスを動かす速さによって、カーソルの移動量を増やす機能。狭い場所では便利だが、FPSではオフ推奨。 |
ネガティブアクセル | マウスを動かす速さによって、カーソルの移動量が減ってしまう現象。高解像度(dpi)でなりやすい。 |
直線補正 | マウス操作が直線からずれても、直線に引いたと判定する機能。直線補正を望まないプレイヤーが多い。 |
リフトオフディスタンス | マウスを持ち上げた時に、センサーが認識できなくなる距離のこと。Lift Off Distance(LOD)。短い方が使いやすいとされる。 |
ドライバレス機能 | ドライバなしでもdpiなどの設定をマウス本体に保存する機能。パソコンを変えてもすぐに自分の設定でプレイできるので、オフライン大会で便利。また、ドライバに左右されないので安定する。 |
光学式とレーザー式
光学式マウスの方が安定している製品が多いです。ただ最近はレーザー式も高性能なものが増えてきました。
また、最近のレーザー式のマウスにリフトオフディスタンス調整機能がついたので、光学式の方がリフトオフディスタンスが長い傾向にあります。
センサーについてはADNS-3xxxが光学式、ADNS-9xxxがレーザー式です。
このADNSという型番のセンサーを作っていたAvagoという会社がPixartに吸収されたので、今後はもうちょっと分かりにくくなります。(ADNS-3310からPMW3310DHへ)
2014/3/30時点で最新型のセンサーはADNS-3888,ADNS-3310,ADNS-9800あたりです。(3988,9818,3095などはカスタムモデル)
解像度
マウスによって設定できるdpiが決まっていますが、注意が必要です。
例えばSteelSeries Senseiは1~11,400dpiまで、どの値でも設定可能です。しかしSenseiのセンサーは元々、90dpiごとにしか設定できません。
これはメーカー独自のソフトウェアによる計算で、色々なdpiに設定できるようにしているだけです。なのでこれ以外のdpiにするとネガティブアクセルが発生する場合があります。
マウスごとに最適なdpiがあるので、センサー名で調べてみましょう。
また、3000dpiなどの高解像度より、400dpiなど低解像度の方が安定しているマウスが多いです。
判断基準
形 | 左右対称型や右利き専用型がある。左右対称型は左利きも使える一方で、利き手と逆側のサイドボタンが邪魔な場合が多い。 |
大きさ | 手の大きさによって、小さめがいいのか大きめがいいのか分かれる。 |
重さ | 軽い方が扱いやすく、疲れにくい。ただし重いのが合う人もいる。 |
マウスホイール | 作りが甘いとすぐおかしくなる部分。重さは好みが分かれるところ。 |
サイドボタン | 高いか低いかで押しやすさがかなり違ってくる。 |
ソール | マウスの底についている、マウスパッドとマウスが触れる部分。合わなければ交換もあり。 |
センサー位置 | 中央か前方にあるものが無難。後方にあると持ち上げたときにぶれる可能性がある。 |
ケーブル | 柔らかいものがいいとされる。布巻きが無難。 |
ドライバ | メーカーによって使いやすさが変わってくる。ドライバレス機能ありのマウスが無難。 |
有線と無線 | 無線はバッテリー切れと重さの問題があるものの、最近の無線マウスは有線並みに安定していて遅延がない。ただし、まだ有線の方が主流で信頼性は高い。 |
マクロ | メーカーや製品によって、組めるマクロが違ってくる。中にはハードウェアマクロという、マウスに内臓されたメモリに設定を記録するものもある。 |
これらの判断基準は実際に触ってみないと分からないものが多いです。できれば実際に触って確かめましょう。
どんなに高性能なセンサーを積んでいても、使いこなせなければ意味がありません。自分が持ちやすくて使いやすいマウスが一番よかったりします。
プロゲーマーの人でも、未だに昔のマウスを使っていたりするので、これ!っていう自分にあったマウスを探すといいでしょう。