厳選!おすすめパソコン電源ユニット(PC/PSU)
2018年の厳選おすすめPC電源を価格別にまとめた。きちんとした電源を使わないと、故障した時に他のパーツを巻き込んで大惨事になる可能性があるので、電源選びは非常に重要だ。しかし、電源選びは自作PCパーツ選定の中で一番難しいと言っても過言ではない。今回はおすすめの人気電源をまとめたので参考にしてほしい。
Nukkatoおすすめ電源ユニット
電源のこだわりポイント
・一次側・二次側に日本製コンデンサを採用していると長く使える。
・80PLUS TITANIUMなどの高効率電源だと電気代が安い。
・ケーブルを自由に外せるフルプラグインだとメンテナンスしやすい。
・ファンが高品質だと、音がまったくしない、静か。
・保証が長ければもし壊れたときでも安心。
電源容量の選び方・目安
・最近のパソコンは消費電力が非常に低いので、グラフィックボード1枚なら500Wで十分(GTX1080tiですら瞬間最高消費電力が380Wほど)。
・グラフィックボードを2枚搭載してSLI構成にする、もしくはオーバークロックするなら600~800W。
・仮想通貨のマイニングをするなら1000W以上。
・電力使用率50%が一番効率がいい。システム全体の消費電力が500Wなら1000Wの電源を選ぶとよい。
格安電源にきらめく星
1万円以下で買える高効率のコスパ抜群電源。この価格で電源効率ほぼ90パーセントの80PLUS PLATINUM認証を取得している数少ない製品なので、出来るだけ予算を抑えつつ、電気代を安くしたい人におすすめ。玄人志向はあまりいい評判を聞かないかもしれないが、格安電源では昔から人気が高く、定番のメーカーとなっている。一次側に105℃日本メーカー製アルミ電解コンデンサを搭載しており、二次側も主要な部分にアルミ電解コンデンサを使用しているので、耐久度が高い。保証も3年と低価格な割に長い。
GOOD
・コストパフォーマンスが非常に高い。
・この価格で89〜92%という高い電気変換効率を持つ。
・1次側に日本製アルミ電解コンデンサ、2次側に固体コンデンサを採用し、耐久度が高い。
・+12Vで最大電流41A・最大電力492Wに対応。
・安いわりに保証が3年と長い。
BAD
・2次側に日本製電解アルミコンデンサを採用していない。
・フルプラグインに対応していない。ケーブル直付け。
製品仕様
電源容量は定格500W・ピーク550W、電源効率は80PLUS プラチナム認証で89~92%。ファンは12cm静音モデルでファンコントロール機能搭載。保証期間は3年間。ケーブル直付け。規格はATX12V Ver2.4 及び EPS12V Ver2.92準拠、サイズは縦15cm、横14cm、奥行き8.6cm。ActivePFC回路搭載。保護回路は過負荷保護・過電流保護・過電圧保護・低電圧保護・短絡保護・過温度保護・無負荷運転保護。DC-DC変換基板を搭載し、効率と安定性が向上した。
超静音と10年保証の人気電源
Corsair RM550x / 650x / 750x / 850x / 1000x
10年間の長期保証が光る、定番メーカー「Corsair」の人気モデル。使用率が40%以下だとファンが止まる静音電源で、すべての液体・固体コンデンサに日本製を使用するなど、耐久性が非常に高い。すべてのケーブルが取り外し可能なプラグインタイプで、80PLUS GOLD認証の高効率モデルとなっている。昔から人気が高いCorsairの静音電源なので、保証や静音性にこだわる人に特におすすめ。
GOOD
・準ファンレス仕様で40%以下なら無音。
・80PLUS GOLD認証で、電源効率が高い(このクラス以上あれば十分)
・すべてのコンデンサに日本製を採用しており、非常に耐久性が高い。
・ケーブルが取り外し可能なフルプラグイン対応で、裏配線しやすい。
・静音ファンを搭載しており、自動回転制御システムがある。
・10年間の長期保証で、万一壊れても安心。
BAD
・電源容量のわりにやや高い。
製品仕様(500W)
電源容量は550W。電源効率は80PLUS GOLD認証で87~90%。保証は10年間。搭載ファンは自動回転数制御対応の135mmライフルベアリングファン。ファン制御モードとしてZero RPM Fan Modeあり。大きさは縦15cm・横86cm・奥行き16cmで、規格はATX12V v2.4 及び EPS12V 2.92 準拠。重量は約1.6kg。平均故障間隔(MTBF)は100,000時間。アクティブPFC回路搭載。保護回路は過電圧保護・低電圧保護・過電流保護・ショート回路保護・過温度保護・過負荷保護。
最強の性能と安定性を持つ本格電源
ENERMAX PLATIMAX D.F EPF500AWT / 600W / 750W / 850W / 1050W / 1200W
高耐久・高効率・高安定・超静音とすべての性能がトップクラスの本格電源。一次側・二次側に日本製アルミ電解コンデンサを採用しているのはもちろんのこと、電源効率が80PLUS PLATINUM認証と非常に高い。新開発の静音ファンを採用しており、かなり静か。起動時に逆回転してホコリを飛ばすDFRテクノロジーを搭載。フルプラグインタイプで、フルモジュラースリーブケーブルなので取り回しも楽々。電圧変動が少なく、CPUやグラフィックカードに負荷をかけにくい、非常に安定した電源となっている。保証も5年と長いので、できるだけいいものを使いたい人におすすめ。
GOOD
・一次側・二次側に日本製アルミ電解コンデンサを採用しており、高耐久。
・静音ファン採用で高負荷でも非常に静か。
・電圧変動が少なく、重要パーツにかける負荷が小さいので、安定性が非常に高い。
・メンテナンス性が高いフルプラグイン設計で、裏配線しやすい。
・電源容量のモデルが500~1200Wと幅広く、マルチGPUやマイニングにも対応可。
・5年間新品交換保証。
BAD
・価格が高い。
製品仕様(500W)
電源容量は500W。電源効率は80PLUS PLATINUM認証で89~92%。保証は5年間。搭載ファンは自動回転数制御対応139mm静音ツイスターベアリングファンで、平均故障間隔(MTBF)は10万時間。大きさは縦15cm・横86cm・奥行き16cmで、規格はATX12V v2.4 及び EPS12V 2.92 準拠。+12Vの最大電流は41Aで、最大出力は492W。重量は約1.8kg。アクティブPFC回路搭載。保護回路は過電圧保護・過電圧保護・過電流保護・短絡回路保護・過電力保護・不足電圧保護回・サージ・突入電流保護。付属ケーブル数は、マザーボード用24ピンが1本、CPU用の8ピンが1つ、4+4ピンが1つ。ビデオカード用などのPCI-E 6+2ピンが2本、SSD用などのSATAケーブルが2本、HDD用4ピンなどが2本、FDD用4ピンが1本。始動時にファンを逆回転させるDFR technology搭載(Dust Free Rotation)。
唯一無二の光る電源
Thermaltake Toughpower Grand RGB 650W / 750W / 850W
<上位>Thermaltake Toughpower Digital iRGB PLUS 850W / 1050W / 1250W
パソコンの中身を光らせて魅せるPCを作るなら迷わずこれ!と言える最新のLED搭載電源。専用アプリ「Smart Power Management」でスマホから電源の状態を確認でき、外出先からパソコンのシャットダウンや再起動などができるので、仮想通貨マイニングや自宅サーバー管理者などにもおすすめ。ファンや電源に異常がある場合のアラート機能も装備しており、本体接続のUSBとマザーボードをつなぐことによる便利な多機能が特徴。もちろんコンデンサは高耐久の日本製で、静音性に優れ、電圧変動が少なく安定性も高い。電源効率は80PLUS PLATINUMで非常に高い。保証は圧巻の10年で、メーカーの自信が見てとれる。下位モデルのGRAND RGBは80PLUS GOLDになって変換効率がやや下がり、専用アプリが使えない省略モデルとなっている。
GOOD(上位モデル)
・すべてのコンデンサに日本製アルミ電解コンデンサを採用しており、高耐久。
・専用アプリが多機能。PC版とスマホ版に対応しており、ファンやLEDの設定、温度管理ができ、消費電力も測れる。
・準ファンレス仕様で負荷率40%以下なら無回転による無音。静音ファン採用で高負荷でも非常に静か。
・電圧変動が少なく、重要パーツにかける負荷が小さくて、安定性が非常に高い。
・メンテナンス性が高いフルプラグイン設計で、裏配線しやすい。
・850Wモデルで+12Vの最大電流が70A、最大出力が1020Wと高く、仮想通貨マイニングやマルチGPUに対応。
・1050Wなどの大出力でも大きさが奥行き16cmのATX仕様なので、組み込みやすい。
・圧巻の10年間新品交換保証。
BAD
・価格が高い。
製品仕様(上位850W)
電源容量は850W。最大出力は1020W。電源効率は80PLUS PLATINUM認証で89~92%。保証は10年間。RGB LEDを12個搭載するファンはRiing Plus 14 RGBファンで、騒音レベルは25dB。低負荷時40%にファンの回転を停止させる「Smart Zeroファンモード」対応。大きさは縦15cm・横86cm・奥行き16cmで、規格はATX12V v2.4 及び EPS12V 2.92 準拠。+12Vの最大電流は70A。重量は約2kg。平均故障間隔(MTBF)は120,000時間(約13年)。アクティブPFC回路搭載。保護回路は過電圧保護(OVP)・低電圧保護(UVP)・過電流保護(OCP)・短絡回路保護(SCP)・過熱保護(OTP)・過負荷保護(OPP)。付属ケーブル数は、マザーボード用24ピンが1本、CPU用の8ピンが1つ、4+4ピンが2つ。ビデオカード用などのPCI-E(6+2)ピンが3本、SSD用などのSATAケーブルが3本、HDD用4ピンが1本、FDD用4ピンが1本。専用アプリの「Smart Power Management」を使用で、ファン回転数のコントロールやLEDエフェクトの設定が可能。アイドル時の消費電力を限りなくゼロに近づける「Intel C6/C7ステート」に対応。各種制御を行う32bit MCU搭載。±2%以下の優れた電圧制御と30mV以下の低リップルノイズ。
まとめ
・1万円以下で電気代をなるべく抑えたいなら玄人志向 KRPW-PT500W/92+ REV2.0
・1万円前後で安定性と静音性重視ならCorsair RM550x
・2万円以下でトップクラスの性能と安定性が欲しいならENERMAX PLATIMAX D.F EPF500AWT
・光る電源でPC内部を魅せるならThermaltake TOUGHPOWER GRAND RGB 650W
・仮想通貨マイニングや自宅サーバーを構築し、外出先からPCを管理しつつ、光る電源構成をつくりたいならThermaltake Toughpower Digital iRGB PLUS 1250W