2016年のおすすめ・人気マザーボード Intel編
2016年のおすすめマザーボードをまとめました。マザーボード選びは色々な規格の知識が必要で、自作PC初心者にとって一番の難関とも言えるので、参考にして下さい。今回は最新のIntel製CPUであるSkylake(intel Core i7 6700Kなど)対応マザーボードです。2015/12/30時点。
チップセットについて、H170は一般用、H110は低価格の一般用、Z170はオーバークロック用、B150はビジネス用となっています。とにかく安さ重視ならH110、コストパフォーマンス重視ならH170、オーバークロックをしたり、超重いゲームをするならZ170ということになるので、自分はどれにあたるのか、予算次第で決めましょう。
LGA1151用マザーボード
Skylakeになってから、新しいチップセットになったので、LGA1150などの以前のマザーボードとは互換性がありません。また、今回からDDR4が正式対応になったので、メモリーも新しく準備する必要があります。
おすすめのメーカー
ASUS:☆☆☆☆☆ ASRock:☆☆☆☆ MSI:☆☆☆ GIGABYTE:☆☆☆
ASUSはマザーボード界の王者で、価格はやや割高ですが、付属ソフトが非常に優秀で、BIOSも日本語対応で設定しやすいなど、信頼できるメーカーです。個人的には、自動でファンを最適化して静音モードにしてくれるFan Xpert 3やオーバークロックなどのPC最適化ツールであるAI Suite 3がかなりいいので、おすすめ。ASRockは、コスパが高い製品が多いメーカーで、最近ASUSの傘下に入りました。昔はよく分からない機能を搭載したりして、変態の呼び声も高かったのですが、最近は非常に堅実です。MSIは今一番勢いがあるメーカーで、ゲーミングモデルやOCモデルを中心に全世界で支持されています。GIGABYTEも昔からあるメーカーで、コストパフォーマンスが高い製品が多く、ゲーミングモデルを数多く出しています。
まとめ
記事がかなり長くなってしまったので、先にまとめておきます。
超低価格で自作PCを作るならASRock H110M-DVS/D3
一般使用でサウンドカード不要ならASUS H110M-A
消費電力をなるべく低くしたいならMSI H110M ECO
一般使用でコストパフォーマンス重視ならASUS H170 PRO
オーバークロック用のコスパ最強マシンが欲しいならASRock Z170 Extreme4
オーバークロックをするヘビーゲーマーならZ170-PRO GAMING
予算一万円以下!激安マザーボード
とにかく安く自作PCを作りたいなら、H110チップセットで決まりです。H110は基本的に一回り小さいMicroATXという大きさなので、ケースも小さくて済み、予算を浮かすことができます。ただし、グラフィックボード+サウンドカードの構成が小さすぎてできなかったりするので、注意が必要です。
超激安!ネット閲覧やサブPCに最適
ただでさえ安いH110チップセットの中で、ぶっちぎりの安さを誇る一枚。最近の激安構成の自作PCはなかなか性能がよく、同じ性能のノートパソコンを買おうとしたら、10万円以上したりするので、下手にノートパソコンを買うよりもおすすめだったりします。同じくCPU最安のPentium G4400と相性がいいので、軽く自作PCしようかなって人にもいいですね。安いので、メモリーが旧世代のDDR3対応だったりと、少なからず制限もありますが、以前のメモリーが流用できるので、その分安く済みます。ネットサーフィンをしたり、2chをしたり、軽く自宅サーバーを建てたりするのには十分な性能と言えるでしょう。
製品仕様
チップセットはLGA1151のH110、大きさはMicroATX、対応CPUは第6世代Core i7/i5/i3、Pentium、Celeron。メモリスロット数は2つで、DDR3-1866対応の最大32GB。拡張スロットはPCI-E 3.0×16が1つ、PCI-E 2.0×1が1つ。SATAポートはSATA 3.0(6GB/s)が4つ。USBポートはUSB 3.0が4つ、USB 2.0が2つ。映像出力はD-Subが1つ、DVI-Dが1つ。サウンドチップは、Realtek ALC887で7.1ch対応、音楽用のコンデンサはELNA製で高品質。LANポートは Realtek RTL8111E、1000BASE-T。
低価格でも十分!MMOゲーマーにおすすめ
予算一万円で考えたとき、一番スタンダードで無難なモデル。MMOゲーマーやライトゲーマーにもおすすめで、内蔵型サウンドカードをつけない、もしくはUSBなどの外部接続で考えている場合は有力な選択肢になります。この価格のわりに、DDR4対応で、ゲーミングオーディオ機能や、ファン最適化ソフトが付いているのが特徴。
製品仕様
チップセットはLGA1151のH110、大きさはMicroATX、対応CPUは第6世代Core i7/i5/i3、Pentium、Celeron。メモリスロット数は2つで、DDR4-2133対応の最大32GB。拡張スロットはPCI-E 3.0×16が1つ、PCI-E 2.0×16が1つ、PCI-E 2.0×1が2つ。SATAポートはSATA 3.0(6GB/s)が4つ。USBポートはUSB 3.0が4つ、USB 2.0が6つ。映像出力はDVI-Dが1つ、D-Subが1つ、HDMIが1つ。サウンドは、Realtek ALC887で7.1ch対応、ASUS独自機能で、ノイズ対策・日本製コンデンサ・LEDを搭載して高品質な音をサポート。LANポートはRealtek RTL8111H、1000BASE-T。
最強の省電力機能!一日中ずっとパソコンをするなら
消費電力をカットできる機能を多く備えたMSIのマザーボードです。一日中、パソコンをする人やつけっぱなしにする人、自宅サーバーを運用する人、電気代を抑えたい方におすすめです。この価格でUSB3.1やIntel製のLANを備えているので、「Nukkato的にポイント高い」です。
製品仕様
チップセットはLGA1151のH110、大きさはMicroATX、対応CPUは第6世代Core i7/i5/i3、Pentium、Celeron。メモリスロット数は2つで、DDR4-2133対応の最大32GB。拡張スロットはPCI-E 3.0×16が1つ、PCI-E 3.0×1が3つ。SATAポートは、SATA 3.0(6GB/s)が6つ。USBポートはUSB 3.1が4つ、USB 2.0が6つ。映像出力はDVI-Dが1つ、D-Subが1つ、HDMIが1つ。サウンドは、Realtek ALC887で7.1ch対応。LANポートはCPU負荷が少なく、高速で安定しているIntel I218V、1000BASE-T。
予算一万円~二万円
価格が一万円以上になると、マザーボードの標準的な大きさであるATXモデルが大多数を占めるようになります。ATXになると、グラフィックボード+サウンドカードの構成や、GPUの2枚挿しもできるので、今は必要なくても、将来的にする可能性があるならばこちらの方が絶対良いです。というのも、あとで必要になってからでは遅いからです。マザーボードを変えるとなると、かなり面倒で危険(CPUをはずしたり、クーラーを外したりetc)で、PCケースも買い換える必要が出たりします。
人気No.1!コスパ抜群でFPSゲーマーにも
ゲーマーから一般使用まで幅広い人に最適な王道マザーボード。安価ながらSATA EXPRESSやM.2ソケット、USBのType-Cポートを備え、音質もそこそこと非常にバランスのとれた性能。迷ったらこれにしておけば間違いないです。ビデオカード+サウンドカードの構成が可能なので、FPSゲーマーやMMOゲーマーにもおすすめです。オーバークロックしない+コスパが高いものとなると、第一に上がってくる選択肢と言えます。
製品仕様
チップセットはLGA1151のH170、大きさはATX、対応CPUは第6世代Core i7/i5/i3、Pentium、Celeron。電源フェーズ数は4+3。メモリスロット数は4つで、DDR4-2133対応の最大64GB。AMD QUAD-GPU対応。映像出力はDVI-Dが1つ、HDMIが1つ、D-Subが1つ。拡張スロットはPCI-E 3.0×16が2つ、PCI-E 3.0×1が2つ、PCIが2つ。SATAポートはSATA EXPRESSが1つ、SATA 3.0(6GB/s)が6つ、M.2 Socket 3が1つ。サウンドは、Realtek ALC887で7.1ch対応、ノイズ対策・日本製コンデンサ・デジタルアナログ分離機能を搭載して高品質な音をサポート。USBポートはUSB 3.0 Type-Cが1つ、USB 3.0が6つ、USB 2.0が2つ。LANポートはRealtek RTL8111H、1000BASE-T。その他に静電気対策や過電圧保護効果も施してあります。
オーバークロックするならコスパ最強M/B
オーバークロックをするなら非常にコストパフォーマンスが高い一枚。電源フェーズはこの価格のわりに10フェーズと多く、日本のニチコン製高品質プラチナコンデンサを搭載しているので、安心してOCできます。また、拡張性も非常に高く、NVIDIA QUAD-SLIに対応していたり、SATA Expressが3つあったり、通常よりも3倍速いウルトラM.2およびThunderboltに対応しています。サウンドチップも優秀なので、ゲーム用としても十分つかえます。おすすめ。
製品仕様
チップセットはLGA1151のZ170、大きさはATX、対応CPUは第6世代Core i7/i5/i3、Pentium、Celeron。電源フェーズ数は10。メモリスロット数は4つで、DDR4-3400/PC3-27200対応の最大64GB。NVIDIA QUAD-SLI、AMD QUAD-GPU対応。拡張スロットはPCI-E 3.0×16が3つ、PCI-E 3.0×16が3つ。SATAポートはSATA Expressが3つ、SATA 3.0(6GB/s)が6つ、Ultra M.2 Socketが1つ。USBポートはUSB3.1が2つ、USB 3.0が8つ。映像出力はDVI-Dが1つ、HDMIが1つ、DisplayPortが1つ。サウンドチップは、Realtek ALC1150で7.1ch対応、Purity Sound 2と呼ばれるASRock独自の機能で、ノイズ対策・ニチコン製コンデンサ・オーディオアンプを搭載して高品質な音をサポート。LANポートはCPU負荷が少なく、高速で安定しているIntel I218V、1000BASE-T。その他、CPUには日本のニチコン製12Kプラチナコンデンサを採用、Thunderboltコネクタもひとつ搭載。
予算二万円以上
OCしながらゲームするならこの一枚
オーバークロックしつつ、ゲームをやるならおすすめの一枚で人気も高いです。NVIDIAのビデオカードを4枚挿せるQUAD-SLIに対応しており、高品質なSupremeFXオーディオチップやFPS特化機能などが特徴です。また、Fan Xpert 3やAI Suite 3が使えるのもいいですね。Z170-KやZ170-Aとの大きな違いはオーディオチップ(こちらが優秀)とFPS特化機能なので、自分の目的に合わせて選びましょう。
製品仕様
チップセットはLGA1151のZ170、大きさはATX、対応CPUは第6世代Core i7/i5/i3、Pentium、Celeron。電源フェーズ数は8+2。メモリスロット数は4つで、DDR4-3400対応の最大64GB。NVIDIA QUAD-SLI、AMD QUAD-GPU対応。拡張スロットはPCI-E 3.0×16が3つ、PCI-E 3.0×16が3つ。SATAポートはSATA Expressが1つ、SATA 3.0(6GB/s)が4つ、M.2 Socket 3が1つ。USBポートはUSB3.1が2つ、USB 3.0が6つ、USB 2.0が8つ。映像出力はDVI-Dが1つ、HDMIが1つ、DisplayPortが1つ。サウンドは、SupremeFXで7.1ch対応、ノイズ対策・ニチコン製コンデンサ・300Ω対応ヘッドフォンアンプ・デジタルアナログ分離機能・LEDを搭載して高品質な音をサポート。FPSで足音がした方向をレーダー画面に表示するSonic Rader Ⅱやゲームの通信速度に優先度をつけることができるGAMEFIRST Ⅱ機能も搭載。LANポートはCPU負荷が少なく、高速で安定しているIntel I218V、1000BASE-T。コンデンサは高耐久高品質のもので、その他に静電気対策も施してあります。
まとめ
超低価格で自作PCを作るならASRock H110M-DVS/D3
一般使用でサウンドカード不要ならASUS H110M-A
消費電力をなるべく低くしたいならMSI H110M ECO
一般使用でコストパフォーマンス重視ならASUS H170 PRO
オーバークロック用のコスパ最強マシンが欲しいならASRock Z170 Extreme4
オーバークロックをするヘビーゲーマーならZ170-PRO GAMING