CANON EF-M28mm F3.5 MACRO IS STM レビュー。接写撮影できる軽い単焦点マクロレンズ!

ライフハック

今回は接写撮影ができる単焦点マクロレンズである「CANON EF-M28mm F3.5 MACRO IS STM」のレビューだ。キヤノンのミラーレスカメラに対応した軽量レンズで、かなり寄って撮影できるため、物撮り、花、小さな生物などの撮影に適している。

選定理由

CANON EOS KISS Mが発売された当時、仕事では一眼レフカメラ(EOS 70D)を使用していたのだが、プライベートの旅行やブログの写真撮影用に自分のものが欲しくなったため、その軽さや使いやすさに惹かれて当該カメラを購入。レンズは迷った末に軽量性が魅力の標準レンズ(Canon 標準ズームレンズ EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM)を購入した。一眼レフは使い勝手が非常にいいのだが、なにぶんめちゃくちゃ重いため、ずっと肩にかけておくとなると、すんごい疲れる。だから持っていくこと自体が億劫になるのだ。その点、ミラーレス一眼なら軽量だから文字通り軽い気持ちでプライベートに持っていける。標準レンズのほかにダブルズームレンズなんてものもあったのだが、やっぱり重いと使わなそうだし、なんだかんだで単焦点レンズの方がボケて使いやすそうだなんて思っていたから無難な標準レンズにしたわけだ。

前置きはこれくらいにして、当レビュー製品であるCANON EF-M28mm F3.5 MACRO IS STMを買った理由だが、ブログ用に綺麗な写真を撮りたかった、というシンプルなものだ。今まで物はちゃんと取れているけれども、物撮りとして背景を白にしたりだとかは全くしていなかった。だからどうしても背景が家という生活感にあふれていたわけだ。しかし、ちゃんと白い布を背景にすることによってきれいに物だけを取ることに成功した。あとはどうしても今までのレンズだと寄って取れないため、小さい部品なんかを鮮明に撮れなかったので、これを解決するためにマクロレンズが必要だったというわけだ。

長所と短所

〇かなり近寄って取れるため、細かい部品なども大きく撮れる。
〇レンズ自体が軽い。わずか130g。
〇レンズの選択肢が少ないミラーレス一眼対応。
〇単焦点レンズとしても普段使いにも使える。
×付属のレンズフードをつけると内蔵LEDが使えない。これは仕様。
×保護フィルターは付属のレンズフードの上から付ける。その上にさらにレンズキャップを取り付けると収納した状態でも出っ張る。

製品仕様

・画角:水平=44°10′、垂直=30°10′、対角線=51°55′
・レンズ構成:10群 11枚
・絞り羽根枚数:7枚
・最小絞り:22
・最短撮影距離:通常撮影モード時=0.097m、スーパーマクロモード時=0.093m
・最大撮影倍率:通常撮影モード時=1倍、スーパーマクロモード時=1.2倍
・フィルター径:43mm
・最大径×長さ:60.9mm×45.5mm(収納時)
・質量:約130g

使用感

使用感は一言でいえばすこぶる良い。僕はマクロレンズを使うのが初めてなのもあるかもしれないが、こんなに寄って撮れるのか!と感動した。今までは標準レンズを使っていたため、近くに寄るとピントが合わず、仕方なく引きで撮っていたことも多かった。しかし、このレンズならば小さい部品も寄って大きく鮮明に撮れるため、素晴らしいとしか言いようがない。具体的にはパソコンのパーツやマウスのパーツなんかはとても小さく、製品名や型番が印字されているのだが、そういったものでも鮮明に撮れるのがいい。

そしてミラーレス一眼に適応した圧倒的な軽さ。手軽に持ち出せてぽちっと撮れるっていうのが素晴らしい。ほんとに一眼レフのレンズって標準レンズでもめっちゃ重いから撮ること自体が億劫。何事もやる気がなければ成せないので、そういう意味では大きなメリットと言えるだろう。あとは単焦点レンズとして普段使いにも使えるというのもポイントが高い。いい写真を撮るには広角レンズにしたり、望遠レンズにしたりと、ころころレンズを替える必要が出てくるのだが、これがもう億劫でしょうがない。レンズにごみが入っては大変なので気をつけなくちゃいけないし、落とせないしでもうレンズ変更は慎重にしないといけない。その点でいえば、マクロレンズと単焦点レンズがふたつでひとつ、ということならば、なかなかに使い勝手がいいと思える。

残念なのは、最大の特徴とも言える内蔵LEDを使うには付属のレンズフードを外す必要があることだ。これはおそらく仕様で、レンズフードとLEDはいわば相反するものなので同時には使えないということだろう。これで何が怖いのかと言うと、レンズフードを外すと物に近寄りすぎてレンズが傷ついてしまうのではないかという点だ。保護フィルターはレンズフードにつけることしかできないのが痛い。もうこれはミラーレス一眼対応レンズの宿命なのかもしれない。普段は収納して小さくし、使う時だけ出すスタイルにするとどうしてもレンズ自体が出っ張ってしまう。さらにレンズフードと保護フィルターとレンズキャップを取り付けるとなかなかの出っ張り具合だ。それでも一眼レフのものよりはよっぽど小さいのだが。ちなみに保護フィルターは「Kenko 43mm レンズフィルター」を購入した。パッケージ自体がプラスチックの箱になっているので、もし外す際でも保護フィルターを入れられる、という点を考えると安いながらも優秀な製品だと思う。きちんと43mmでレンズフードに装着できた。

試しに内蔵LEDを使ってみると、確かに光っているので有効性は感じられた。ただ、物自体がよく光を反射する物体だとLEDの映り込みがあった。内蔵LEDを使う際は撮りたい物が光をあまり反射しないものに限られる。

実写画像

マクロレンズでの撮影

実際にマクロレンズを使って箱を撮影した。3枚目が寄って撮ったものなのだが、内蔵LEDをオンにしている影響か、物の左右にU字型のLEDの映り込みがあるのが分かるだろう。しかしパッケージの印刷の点が見えるほど寄って撮れるのはさすがである。

総括

総評すると「CANON EF-M28mm F3.5 MACRO IS STM」は、軽量で単焦点レンズとしても使える優秀なミラーレス一眼レフ対応のマクロレンズと言えよう。キャノンのミラーレス対応でしかもマクロレンズとなると選択肢がぐっと狭くなるので、図らずも購入を考えることになるとは思うが、使ってみてもイイ!と感じたので、気になる人は手に取ってみては。