ゲーム中のカクツキやズレをなくすNVIDIAのG-SYNCとは?対応モニターと価格
NVIDIAが革命的な新技術を発表しました。今回はそのうちの一つであるG-SYNCについて。NVIDIA公式より。
もう一つはNVIDIA ShadowPlayと呼ばれる、ほぼPCの負荷なしでゲームを録画や配信できる技術です。
G-SYNCとは?
グラフィックボードがモニタを管理して、リフレッシュレートを変動させる技術です。
これにより、ゲーム中のカクツキやテアリング(ずれ)、ラグなどをなくすことができます。
垂直同期と画面われ
これまでは垂直同期(V-Sync)をオンにするとカクついたり、ラグが起きていました。
また、垂直同期をオフにすると画面われ(Tearing)が起きるという問題がありました。
これを解決するのがG-SYNCという新技術です。
G-SYNC対応モニタと値段
今のところ、G-SYNCに対応すると発表しているモニターの企業はASUSとBenQとFillipsとViewSonicです。
そして専用キットを買えば対応できる、今売っている機種はASUS VG248QEが確定しています。
これらの企業が出すモニタは将来的にG-SYNCに対応しますが、現行機種で確実なのはASUS VG248QEです。今買うなら一番おすすめ。
NVIDIA G-SYNCキットの価格
NVIDIA G-SYNCキットを買えば、モニタのDisplayPortにさしてG-SYNC対応モニタにすることができます(対応機種のみ)。
値段は今のところ、175ドルとなっています。これは海外の相場なので日本だと2万円以上はしそうです。
G-SYNC対応環境
対応グラフィックボード
GTX650ti Boost以上のNVIDIAのグラフィックボードが対応します。
GTX650ti Boost~690、GTX760~Titanなど。GTX500番台は非対応です。
AMD製のRADEONは非対応
競合他社であるAMDのRADEONグラフィックボードではこの機能は使えません。
しかしAMDもG-SYNCに似たFreeSyncという新技術を発表しています。
しばらくはDisplayPort必須
将来的にはDVIやHDMIにも対応しますが、しばらくはモニタ側にDisplayPortがないとG-SYNCには非対応です。
ということは現行機種でDisplayPortがないモニタは対応しない可能性が高そうです。
まとめ
FPSプレイヤーにとって、NVIDIAのグラフィックボードを使ったほうが有利という時代になりそうです。
また高性能なグラフィックボードを積まなくても、モニタがG-SYNC対応ならスムーズにゲームをプレイできるのでお財布にも優しい。
まずは多少高くても長く使うモニタを買って、ミドルレンジのグラボを買い替え続けるというのがトレンドになりそうです。