厳選！おすすめCPU ２０１８年 INTEL製

2018/04/25自作パソコン

2018年におけるIntel製の厳選おすすめCPUを価格別にまとめた。最新CPUである「Coffee-Lake」シリーズは１１年ぶりに４コアから６コアに増えた記念すべきモデル。普段使いだけでなく、ゲーム、動画編集、配信、オーバークロック、自宅サーバー用、仮想通貨マイニング用途などのCPUも選定したので参考にしてほしい。

Nukkato厳選CPU

４コア時代の終焉により、これから多コア最適化の波が大きくなっていく。これまではゲームをする分には物理コアの４コアをクリアしていればよかったので、「Core i5」でも十分な時代だった。しかし、PUBGなどの超重量級ゲームの出現により、６コア以上のCPUが真価を発揮してきた。本格的にCPUに投資する時代が来たと言えるだろう。

１１年に１度の逸材

Intel Core i7 8700K
４００００円～

Intel Core i7 8700K

１１年ぶりに４コアから６コアに増え、Hyper-Threadingにより驚異の１２スレッドを達成したメインストリーム最上位モデル。ゲーム用に留まらず、動画編集、配信用、サーバー用、仮想通貨マイニング、オーバークロック用途などオールマイティにこなす万能CPUだ。先進的でありすぎるがゆえに、ゲームやアプリケーションが多コアに最適化されていないと、能力を完全に発揮できない場合もあるが、これからどんどん最適化されていくので、心配は無用だ。迷ったらこれを選んでおけば間違いない。今一番ホットなモデル。Nukkato！

GOOD
・6コア12スレッドによる圧倒的処理性能で前世代から最大４５％の大幅進化。
・倍率ロックフリー仕様で、オーバークロックすれば５GHzも狙える。
・ゲーム、動画編集、配信、サーバー、マイニング、オーバークロックなど用途が幅広い。

BAD
・価格が高い。
・４コアに最適化されている昔のゲームなどでは、能力を完全に発揮できない場合がある。

ベンチマーク
・CINEBENCH・・・１４００
・PCMARK 10(EXTENDED)・・・８０００
・PCMARK 10(GAMING)・・・１３８００
・PUBG（GTX1080ti・設定「高」・平均FPS）・・・１２５fps

製品仕様
６コア、１２スレッドの最上位モデル。開発コードネームはCoffee Lake-S。製造プロセスは14nm++。ソケットはLGA1151。定格クロックは3.7GHz。ブーストクロックは4.7GHz。オーバークロック対応の倍率ロックフリー仕様。内蔵GPUはIntel UHD Graphics 630。L2キャッシュは1.5MB。L3キャッシュは12MB。メモリコントローラはDDR4-2667。PCIeレーン数は16。TDPは95W。

置き去りのi7

Intel Core i5 8400
２１０００円～

Intel Core i5 8400

６コア６スレッドの物理コアにより、前世代の「Core i7 7700K」以上のスコアを叩き出したハンター協会の元会長。Core i5のこのモデルが、１日１万回の感謝の正拳突きにより、i7を置き去りにしたのである。Hyper-Threadingこそないものの、物理６コアの性能は高く、価格も「Core i7 8700K」の半額という驚異の安さなので、コストパフォーマンス重視の人におすすめだ。倍率ロックフリー仕様の「Core i5 8600K」もあるが、オーバークロックするほどの自作好きなら「Core i7 8700K」を買ったほうが満足度が高いだろう。

GOOD
・価格が安い。最上位モデル「Core i7 8700K」の約半額なのに物理コアは同じ。
・性能が高い。前世代の「Core i7 7700K」以上という鬼畜っぷり。

ベンチマーク
・CINEBENCH・・・１０００
・PCMARK 10(EXTENDED)・・・７４００
・PCMARK 10(GAMING)・・・１２８００
・PUBG（GTX1080ti・設定「高」・平均FPS）・・・１１５fps

製品仕様
６コア、６スレッドのコスパ重視モデル。開発コードネームはCoffee Lake-S。製造プロセスは14nm++。ソケットはLGA1151。定格クロックは2.8GHz。ブーストクロックは4.0GHz。オーバークロック非対応。内蔵GPUはIntel UHD Graphics 630。L2キャッシュは1.5MB。L3キャッシュは9MB。メモリコントローラはDDR4-2667。PCIeレーン数は16。TDPは65W。

コスパ最強の刺客

Intel Core i3 8100
１３０００円～

Intel Core i3 8100

４コアに最適化されたゲームやアプリケーションに強いコスパ最強CPU。この価格で、このゲーミング性能は圧倒的という他ない。今まで４コア４スレッドのCPUは２万円出さなければ手に入らなかったが、今はこんなに安く買えてしまう。昔のゲームにハマっている人は、あえてこのCPUを選ぶのもありなくらい「上位キラー」のモデルと言えるだろう。もちろん内蔵GPUの話ではなく、GTX1060などグラフィックボードを搭載したときのパフォーマンスのこと。

GOOD
・圧倒的価格の安さ。
・前世代の「Core i5 7600K」並みの高い性能。
・４コアに最適化されているゲームでは「i5 8600K」などの上位モデルと張り合える。

ベンチマーク
・CINEBENCH・・・６５０
・PCMARK 10(EXTENDED)・・・７１００
・PCMARK 10(GAMING)・・・１１９００
・PUBG（GTX1080ti・設定「高」・平均FPS）・・・１１０fps

製品仕様
４コア、４スレッドのコスパ最強モデル。開発コードネームはCoffee Lake-S。製造プロセスは14nm++。ソケットはLGA1151。定格クロックは3.6GHz。オーバークロック非対応。L3キャッシュは6MB。メモリコントローラはDDR4-2400。内蔵GPUはIntel UHD Graphics 630。PCIeレーン数は16。TDPは65W。

マイニング・自宅サーバー・WEB閲覧に

Intel Pentium Gold G5400
７５００円～

Intel Pentium Gold G5400

仮想通貨マイニングや自作サーバーなどのサブPCにうってつけな格安CPU。価格が安いのはもちろんのこと、消費電力が低いのもポイントが高い。WEB閲覧や2ch用などにもいいだろう。パソコンとモニターは何台あっても困らないというのが僕の持論だ。

GOOD
・１万円以下で買えるコストパフォーマンスの高さ。
・消費電力が低い。

BAD
・重いゲームや作業には向いていない。

製品仕様
２コア、４スレッドの廉価モデル。開発コードネームはCoffee Lake-S。製造プロセスは14nm++。ソケットはLGA1151。定格クロックは3.7GHz。オーバークロック非対応。L3キャッシュは4MB。メモリコントローラはDDR4-2133。内蔵GPUはIntel UHD Graphics 610。PCIeレーン数は16。TDPは54W。

買いたい時が一番の買い時

パソコンの性能が足りなくて、やりたいゲームがあるのにできない。パソコンが故障してしまった。そんな時が一番の買い時だ。必要なら買えばいい。自作PC業界の中ではよく「時期が悪い」と言われる。次世代CPUが出る直前やパーツが高い時だ。しかし、そんなことよりも大事なのは、必要なときに必要なものを買うということだ。なお、「Coffee-Lake」シリーズのソケットは「LGA1151」だが、「Intel 300」シリーズのマザーボードしか装着できないので注意。