軽くて疲れない!ゲーミングイヤホン ROCCAT SCORE レビュー
今回はROCCATの最新ゲーミングイヤホンであるROCCAT SCOREのレビューだ。
軽い・疲れない・乱れない
ゲーミングイヤホンの大きな長所は軽い、疲れない、髪が乱れないの3つ。軽くて疲れないので長時間の使用が可能で、休日や長期休暇で一日中ゲームをしたい時にうってつけ。また風呂上がりにゲームできないというPCゲーマーのお悩みも解決。2019年現在の主流はゲーミングヘッドセットなのは疑いようがないのだが、サブとして十分検討する価値があるように思える。
GOOD
・圧倒的軽さ。耳につけるだけだからヘッドセットのように重さを感じにくい。
・疲れにくい。ヘッドセットを装着するよりも長時間ゲームを楽しめる。
・髪に変な形がつかない。風呂上がりに気軽にゲームできるので風呂が億劫になりにくい。
・無指向性マイクだが音漏れが少なく、ゲーム音がマイクに漏れにくい。
・音の解像度が高い。デュアルドライバ仕様で低音から高音までしっかり聞き分けられる。
・イヤーピースが豊富で自分の耳穴に合わせられる。8つの中の1つは高級なスポンジ状のイヤーピース。
・スマートフォンに接続可能。ベッドでDiscordに入って会話しながら寝るなんてことも。
・気軽にどこでも持ち出せる。実家に帰省する時、スマートフォンで旅行先から会話する時。
・保証が長い。イヤホンは色々な所に持ち出す分、壊れやすいので安心。
・Shure掛けで、ケーブルのこすれからくるタッチノイズを軽減し、装着時の安定感が増す。
BAD
・Shure掛けなのでメガネとの相性がよくない。
・耳の穴とその周辺にはめ込む形。慣れるまでは耳に合わないと痛みを感じることも。
・ゲーミングヘッドセットのマイク音質と比べると声がこもっているように聞こえる。
・ヘッドセットと比べると聞こえる音量が大きくなってしまう。ヘッドセットとの二刀流をするならゲーム内音量を毎回変える必要がある。僕はメインのゲーミングヘッドセットを直接マザーボードに繋ぎ、このイヤホンをサウンドカードに繋いで使うときだけ切り替えているので問題はない。
製品仕様
本体は3.5mmの4極(ヘッドフォンとマイクがセットの接続端子)でそのままスマートフォンに接続できる仕様。付属品として、パソコンにつなぐ用のヘッドフォンとマイクの2つに分かれた3.5mmの3極×2がついている。8種類のイヤーピースは圧巻。ケースもある。
イヤホン
・応答周波数は20~20.000Hz
・1kHzでの感度は108dB
・中/高周波のドライバー直径は6.8 mm(12Ωインピーダンス)、低周波ドライバー直径は10mm(16Ωインピーダンス)のデュアルドライバ搭載
マイク
・マイク周波数は50Hz~12kHz
・1kHzでの感度は-42dB
・インピーダンスは2.2kΩ
・信号対雑音比は55dB
・応答周波数は50~12.000Hz
・指向性は無指向性
・パッシブノイズキャンセル仕様
その他
・接続は3.5mm4極、PC接続用分岐ケーブルは3.5mm3極x2
・ケーブルの長さは1.4m、PC接続用分岐ケーブル19cm
・重量は約20g
・付属品はイヤーピース8種類、パソコン接続用4極(メス)、3極x2分岐ケーブル(オス)
・保証期間は2年間
レビュー
マイクはインラインで、左耳の下側にある。位置は右側の写真にちょっと見えている黒いかたまり。イヤホンを左耳につけると自然とマイクが表の口の方向になるため、裏側になって声が聞こえないということはない(加えて無指向性)。マイク音質は最近のゲーミングヘッドセットと比べると劣るが、ふつうに聞こえるので許容範囲だと思う。やや籠ったような音声。ボタンがひとつ付いていて、マイクのミュート、音楽の再生、停止、スキップができる。右側の写真がSHURE掛けのイメージで、タッチノイズ減少と装着感の向上が望める一方で、メガネとの相性の悪さ、はめるのに時間がかかるなど、欠点もある。音質はよくあるドンシャリサウンドで、巷のゲーミングヘッドセットと遜色ないと言える。
総評
ROCCAT SCOREは第2のゲーミングサウンドデバイスとして十分検討の価値があるイヤホンだと言えるだろう。短所は確かにあるものの、風呂上がりや帰省時、オフライン大会など要所で使えて持ち運びできるので、そういった用途で使用したいと思うなら購入してみてはいかがだろうか。