AVA サイドボタンのクイックチェンジ(QC)はAIMがずれる!?
AVAのQCをサイドボタンで行う問題点について、実際の経験に基づいて書いてみました。画像はG600r。
最初に僕のクイックチェンジ歴をあげると、Qボタン二回押し(わりと短い)→サイドボタン(つい最近まで、かなり長い)→フットペダル(現在、練習中)という感じです。
サイドボタンQCの特徴
長所
物理的な2ボタンなら、最速QCが可能。
サイドボタンがついているゲーミングマウスが多いため、手軽にできる。
マウスのボタンなので、片手で全て済んでしまう、やりやすい。
短所
マウスを支えるのに、かなり重要な親指が動くことで、AIMがずれやすい。
マウスによって、サイドボタンの位置が違うため、やりやすさが大きく違ってくる。また、サイドボタンの作りによってマウスの選択肢が限られてくる。
フットペダルに変えて気づいたこと
僕がサイドボタンからフットペダルに変えて真っ先に思ったのは、ドラッグショットが当たる!とっさのAIMが合わせやすい!ってことでした。
最初はなかなかフットペダルに慣れなくて、思うように当たらないんですが、それでもサイドボタンはAIMがずれやすいってことを実感できました。特にドラッグショットが顕著で、今まで反応できなかった画面端の敵にも弾が当たるようになりました。
僕はSteelseries Senseiを使っていて、このマウスは他のゲーミングマウスと比べて、サイドボタンが低くてかなり押しやすく、AIMもずれにくいです。それでもやはり、撃つ瞬間に親指がずれるというのはあまりよくなく、自分の本来のAIMを発揮しているとは言えない状態でした。
それに対してフットペダルQCは、マウスにも前後移動にも直接関係しないので、一番素直に自分のAIMを引き出すクイックチェンジと言えると思います。また、2ボタンなので最速で撃つことも可能です。理論値最強ってやつ。
加えて、オフライン大会でもドライバなしで使える上に(運営に確認済み)、別のゲームや普段のネットサーフィンなどにも便利です。今からクイックチェンジを練習する人には、かなりおすすめです。
ただ、今までずっとやってきたQCから変えるっていうのは、それなりのリスクもあります。クイックチェンジは慣れが大半で、慣れたやり方でも時々ミスするくらい繊細なものです。少なくとも大会前にQCを変えるのはおすすめしません。長い目でみて、自分に合わなかったら戻すくらいの気持ちで、挑戦してみるといいでしょう。
サイドボタンQCはマウスの選択肢が少ない
僕がSteelSeries Senseiを選んだ大きな理由の一つに、サイドボタンの押しやすさがあります。当時、サイドボタンQCだった僕は、まず第一にサイドボタンが押しやすいマウスである必要があったわけです。その結果、小さくて浮かすことができて、扱いやすいSenseiを選びました。
このマウス自体は良いんですが、こんなにサイドボタンが押しやすいマウスは他にないので、いくらセンサーの性能が良くて自分の手にあったマウスがあっても、サイドボタンが高いってだけで、そのマウスに変えることができないんです。
これはホイールQCにも言えることで、サイドボタンやホイールの作りが甘いと、自分の手に合ったマウスでも選択肢に入らなくなってしまいます。
ゲーミングマウスというのは、センサーの性能なんかも重要なんですが、それ以上に自分の手に合うか、扱いやすいかっていう要素が非常に重要になってきます。自分の手にぴったり合ったマウスを、サイドボタンが高いからという理由で選択肢から外してしまうのは、非常にもったいないと言えます。
ちなみに僕はSenseiよりもZOWIE EC2 EVO CLの方が手に合うので、またセンサーが新しくなって新モデルになった時に買おうかなって感じです。自由にマウスを選べるってほんといいわ。早く出ないかな。
けっこう長くなってしまいましたが、もう一度、自分のQCを見直してみてはどうでしょう。うまくいけば、本来の自分のAIMが発揮できて、今よりも上手いスナイパーになれると思います。