ハイセンシの更なる高みへ!ROCCAT Dyad レビュー
今回はマウスパッドなのに3層で構成された「ROCCAT Dyad」のレビューだ。3層とは表面の布、中心の鋼鉄製プレート、裏面の滑り止めゴム製素材のこと。Dyadは「一対の、一組の」という意味を持つ。
製品の特徴とレビュー
大きさはハイセンシ~ミドルセンシ向けで、横幅32.5cm、縦幅25.5cm、厚さ0.15cm。
GOOD
・表面は布なのでマウスを止めやすく制御しやすい。
・中心面のスチール製プレートにより適度な滑りやすさを実現。
・裏面のゴム製滑り止めと、スチールプレートの重さにより、マウスパッドがずれにくい。
・マウスパッドの端がへこんでいるため、ほつれにくい。
BAD
・価格がやや高い。3層構造のためコストがかかる。
・薄いためクッション性がない。長時間の使用で手が痛くなる。
・中心面のスチール製プレートにより丸めることができないため、持ち運びには不向き。見た目より重い。
他のマウスパッドとの比較
ROCCAT Dyad
止めやすさ ☆☆☆☆☆
滑りやすさ ☆☆☆
初動の滑りやすさ ☆☆☆
本体のずれにくさ ☆☆☆☆
ほつれにくさ ☆☆☆☆☆
価格 ☆
クッション性 ☆
携帯性 ☆
QCK mini
止めやすさ ☆☆☆☆☆
滑りやすさ ☆☆
初動の滑りやすさ ☆☆
本体のずれにくさ ☆☆
ほつれにくさ ☆
価格 ☆☆☆☆☆
クッション性 ☆☆
携帯性 ☆☆☆☆☆
定番のマウスパッド「Steelseries QCK mini」と比較した。ROCCAT DyadはQCK miniと同程度の滑り具合で、止めやすさはトップクラス。鋼鉄プレートにより、QCK miniよりも初動のすべりがいいので、咄嗟のマウスの動きにも対応しやすい。裏のゴム製素材のおかげでマウスパッド自体がずれにくく、端のほつれ加工のおかげで耐久性も高いものとなっている。ただし、価格が高く、鋼鉄プレートと本体の薄さによりクッション性はないため、長時間の使用にはあまり向かない。
QCK miniとの大きさを比較。一回り大きいものの、ミドルセンシだとやや小さく感じるかもしれない。ハイセンシには十分な大きさだろう。
マウスパッド端はこのように外側が小さくへこんでいるため、ほつれにくくなっている。
まとめ
「ROCCAT Dyad」は総合するとトップクラスの止めやすさ、初動のなめらかさ、本体のずれにくさ、ほつれにくさなどが光るゲーミングマウスパッドと言えるだろう。その分、他のマウスパッドよりも価格が高いので、ワンランク上のマウスパッドが欲しいハイセンシゲーマーに向いているのではないかと思う。「Steelseries QCK」からの乗り換えにぴったりなマウスパッドなので、買い替えを検討していた人はこれを機に一考してみるといいだろう。