初心者でもできるCPUグリスの塗り方

今回はCPUグリスの交換方法・塗りなおしの手順をまとめました。

判断基準として、特に重い作業をしてないのにCPU温度が70度を超えている場合は、CPUグリスを塗りなおせば一気にパフォーマンスが改善する可能性があります。

無料アプリ「OCCT」を使えばCPU使用率や温度をグラフで分かりやすく表示してくれます。OCソフトとしても有名。

CPUグリスを塗らないとどうなるのか

最初にCPUグリスとCPUファンがどれだけ重要なのか、改めて確認。

CPUグリスを塗らないとパフォーマンスが著しく低下します。本来なら余裕でできる作業もカックカクになります。

CPUグリスだけでなく、CPUクーラーすら付けないと音楽を聴いたり、動画を見るのすらカクカクになります。必ず付けましょう。

というのも、これらは僕が身を持って体験したからです。引越しでパソコンを郵送したんですが、その衝撃でCPUファンが取れてました。

最初はそのことに気づかずに起動→明らかに挙動がおかしいのでPCの中を見てみる→CPUファン取れてたって感じです。

グリスが乾いてたんですが、ダメ元で一回つけてみたらそこそこマシになりました。

ただそれでも引越し前のパフォーマンスには到底かなわないので、今回CPUグリスの塗り替えをしたって感じです。

CPUグリスを塗るのって難しそうと思うかもしれませんが、超簡単で誰にでもできます。

CPUの真ん中にちょうどいい量を出すだけです。あとはそれをCPUファンで押しつぶして広げるだけ。

こんな感じです。画像はけっこう多めに出ちゃってますね。もうちょっと少ない方がいいと思います。意識してないけど某ねずみキャラみたい・・・

適量については、CPUグリスで画像検索すると出てくるので参考にしてみては。

ただグリスは少なめに塗るよりは、ちょっと多めに塗った方がいいです。空気が入らないことが重要なので。

また、グリスをヘラで伸ばす方法もありますが、初心者の人は上の画像のように真ん中に盛った方が簡単で確実なのでおすすめです。

もちろん硬くて伸ばしにくいグリスはヘラで伸ばした方がいいですが。

新品の場合は上記のように盛るだけですが、グリスの塗り替えをする場合はきちんと、以前のグリスを拭き取る必要があります。

CPUファンを取ったばかりの状態がこの画像。とりあえず綿棒などでこすってみて、取れなければアルコールを染み込ませた布などで拭きとればいいと思います。

今回はCPUグリスなしとMX-4を使った場合という、かなり極端な例です。

CPUグリスなしのアイドル状態(左)と高負荷時(右)

正直、かなり焦りました。温度を見た瞬間、「90℃超え？まじかよ・・・」って言っちゃったぐらいです。

おそらく、最初にCPUファンすらついてなかったときは100度超えてたと思います。

Ainex MX-4 CPUグリスを使ったときのアイドル状態(左)と高負荷時(右)

CPUグリスを塗るだけで50℃近く違うのがわかると思います。CPUグリス恐るべし。

ちなみにMX-4を塗った状態では、CPU使用率がずっと100%でも70度を超えることはありませんでした。

僕の環境ではCPU温度が70度を超えるとパフォーマンスが一気に落ちるので、ここら辺が交換基準になるのでは。もちろん個体差や世代間の性能差はありますが。

最近、PCが重くなってきたなって人は一度、CPUの温度を見てみるといいでしょう。

Arctic Cooling MX-4 (4g)	強力ウェットティッシュ WC-JU60N

十分冷える・塗りやすい・柔らかい・センター盛りOKで初心者におすすめのCPUグリス。ショートしたりキズがついたりしにくい。	CPUグリスを拭き取るのに便利。その他、液晶モニターを拭いたり、キーボードやマウスを拭いたりと色んなことに使える。

グリス用万能へら Ainex GH-01	グリスクリーナー Ainex AS-CLN

硬くて伸ばしにくいCPUグリスを、全体にまんべんなく塗る時に使う万能ヘラ。	CPUグリスを塗り替えするときに、綺麗に昔のグリスを取りたい時に使うクリーナー。