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DLSS 3.0とは? NVIDIA GEFORCE RTX 4000シリーズの新機能について

グラフィックボード

DLSSは、低い負荷で高解像度のように見せる機能だ。これを使えば4Kの高解像度が、フルHDの負荷で済む。見た目は3,840×2,160の高解像度なのに、実際は1920×1080で描画していて、AIの処理によって高解像度のように見せている。

DLSSは「ディープ ランニング スーパー サンプリング = Deep Learning Super Sampling」の略で、スーパーコンピュータ用に使われるものをグラフィックボードにも搭載することで、AI学習が可能となっている。このAI学習専用のコアをNVIDIAはTensorコアと名付けている。これはGEFORCE RTXシリーズのみに搭載されている。

DLSS対応グラボ
・RTX 2000 シリーズ (ex RTX 2080
・RTX 3000 シリーズ (ex RTX 3080
・RTX 4000 シリーズ (ex RTX 4080

バージョンアップ

DLSSはAIが膨大なデータを処理していくうちにどんどん進化していく。Deep Learningは日本語で深層学習と呼ばれ、天気予報や高度な研究など様々な分野で使われている。

・DLSS 1.0:初期の2019年型。品質が低く、ぼやけることが多かった。
・DLSS 2.0:改良版の2020年型。画質と安定性の向上。カスタマイズ可。
・DLSS 3.0:最新の2022年型。さらに低負荷に。

DLSS 3.0は光マルチフレーム生成という新機能が目玉となっている。この機能が何なのかはかなり技術的な話になるので割愛するが、これを利用すると実際に計算して表示されるピクセルは8分の1だけになり、残りの8分の7はAIによって補完されたものになる。DLSS 3.0にはNVIDIA REFLEXも組み込まれており、その他の新機能も合わせると最終的にRTX 3080よりもRTX 4080が4倍速くなるとのこと。

ちなみにDLSS 3.0は非常に高度な計算が必要なため、現時点ではRTX 4000シリーズしか対応していない。つまりRTX 2000、3000シリーズが使えるのはDLSS 2.0まで。

今回はDLSS 3.0について簡単に説明した。ゲーマーにとって重要なのは、実際にその機能が使えるのか、自分は使った方がいいのかという点だと思うので、あまり難しい話をしても興味がない人が多いだろう。気になる人は詳しく調べてみるといい。

Posted by てんせんか