EaseUS Partition Master Free レビュー。無料で簡単なパーティションソフト!

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今回はパーティションソフトである「EaseUS Partition Master Free」のレビューだ。

EaseUSとは?

データ復旧やバックアップ、パーティション管理などのソフトウェアを開発する中国の企業。日本語読みはイーザス。2004年に創立されて、世界160カ国に展開している。日本では「EaseUS Todo Backup」というバックアップソフトが有名で、HDDからSSDの移行などに僕も利用したことがあった。それではパーティションソフトである「EaseUS Partition Master Free」はどうなのか。今回は企業より執筆依頼を受けたのでレビューしていくとしよう。

パーティション分割とは?
ハードディスク(HDD)などのデータを分割することで使いやすくすること。例えば2TBのHDDなら、256GB分をシステム用としてWindowsなどのオペレーションシステム(OS)を入れて別にしておき、残りの1.7TBをデータ用として動画などを保存する。OSとして使用するドライブは一般的にはCドライブ、データ用はDドライブという流れ。CドライブにはWindowsを構成するための様々なフォルダがあるので、これをデータ用とごちゃまぜにするとどれを消していいのか、どれを残せばいいのか分かりにくくなる。だからパーティション分割することで、システムのバックアップがしやすくなったり、管理がしやすくなる。最近はSSDの大容量化などもあって、パーティション分割はまた必要になってきている。ちなみにパーティションは分割すること、もしくは分割されたデータ領域自体を指す。

長所と主な機能

〇一般的な家庭ユーザーは無料版で十分使える。広告もほぼない。
〇初心者でも直感的に操作できる管理画面で分かりやすい。UIが綺麗。
〇ディスクの分割だけでなく、OSの移行やクローン作製、最適化もできる。
〇外付けHDDやUSBメモリなどにも使える。

主な機能
・HDDやSSDなどのディスクを分割(パーティション)して、使いやすくできる。
・パーティションの拡張、作成、サイズ変更、フォーマット、削除、統合ができる。
・パーティションのエラーチェック
・データの完全消去
・無駄なファイルの削除や大容量ファイルの移動など。ディスクの最適化。

ダウンロードとインストール

EaseUS Partition Master Freeの無料ダウンロードをクリック。メールアドレスを登録し、「emp_free_installer.exe」をダウンロード。2019年9月1日時点でのバージョンは13.5となっている。利用規約に同意してインストール。カスタマープログラムに同意しない人は右下のカスタムインストールでチェックを外しておこう。

使用感

実際にパーティション分割、クローン作製、サイズ変更を行った。パーティションのサイズ変更はバーをいじって直感的に確保する分量を変更できた(下図)。また、「OSを移行する」など1つの動作を決めるとすぐ実行されるわけではなく、左上に「1つの操作を実行する」と表示され、自分の好きなタイミングで実行できる(下図)。もしそのままアプリケーションを閉じれば実行されない。クローンの作成では、同時にパーティション作成も可能となっている(下図)。

SSDからHDDへのクローンを実際に作成してみると、100GBのデータ移行に30分ほどかかった。システムによってはこれより長くかかったり、もっと短くなったりすると思うので参考までに。パーティション作成はHDDで10秒ほどかかった。削除には3秒。OS移行も実行しようと思ったが、今起動しているOSをソースディスクとして対象にすることはできなかったため、今回は断念した。また時間があるときに実行した結果を掲載する予定だ。

有料版と無料版の違い

一般的なユーザーは無料版で十分だろうが、Proエディションとの違いも列挙しておく。基本的にはビジネス利用や、サーバー用途での利用をするなら有償版という感じだ。「Partition Master Pro」は税抜5,990円、「Partition Master Server」は税抜27,480円となっている。どちらも永年無料アップグレード付きだ。サーバー版は技術的なサポートがついている。

・ダイナミックボリュームのサイズ変更:有料版は2.1TB以上のディスクのサイズ変更ができる。ただ無料版でもパーティション作成などはできるため、あまり問題はないと思われる。一番初めにパーティションを作るとそのまま放っておくパターンが多いからだ。
・MBRとGPT間の形式相互変換:有料版ではできる。MBRは4つ以上のパーティションを作れないなどGPTとは構造上の違いがいくつかあるが、個人利用では後からMBRとGPTの変換をすることはあまりないとは思う。
・ダイナミックをベーシックに変換:これもあまり個人ではなさそう。
・Windowsストレージスペースに対応:個人利用ではあまりなさそう。
・商用利用:仕事に使うなら有償版だ。
・WinPEブータブルディスク:個人利用ではあまりなさそう。
・フリーではHDDの容量が8TBまで。
・サーバー版は技術的なサポートあり。
・有償版ではパーティションのサイズ変更の速度が速い。

動作環境

・CPU: x86系以上、500 MHz
・RAM: 512 MB以上
・ディスク空き領域:100 MB以上

対応可能なファイルシステム
・EXT3, EXT2, NTFS, FAT32, FAT16, FAT12, ReFS

対応OS
・Windows 10、8.1、8、7、Vista、XP

総評

EaseUS Partition Master Freeは、パソコンに詳しくない初心者でも簡単にパーティション分割や、OSの移行ができる無料ソフトウェアだ。昨今では1TBのSSDがかなり安くなってきていて、システム用に分けたいけど、どうすればいいのかと思う人もいるだろう。そんな人におすすめの無料ツールとなっている。