PCゲーミングフットペダル Fragpedal Quad レビュー
フットペダルはよく使うキーを登録しておくことで、普段のネットサーフィンやPC作業で非常に楽になります。また、FPSなどのゲームで使えるものもあります。今回は、Fragpedal Quad PC Gaming Footpedalのレビューです。
この製品はアメリカでしか売ってないので、入手するには個人輸入が必要です。買い方は後述します。
Fragpedal Quad レビュー
長所
・入力遅延が気にならない。ボタンが浅い。
・耐久性がある。(2014/11/12時点で3ヶ月使用、壊れてない)
・ドライバの設定画面が非常に分かりやすく、英語が苦手な人でも直感的に操作できる。
・一度ドライバを入れて設定すれば、他のパソコンにつないでも、すぐその設定で使える(ドライバレス機能)。
・AVAのオフライン公式大会でも使える。位置づけ的には左手用キーボードなどと同じ入力機器なので、他のゲームでも使える可能性大。
短所
・アメリカから個人輸入する必要がある。また、注文してから届くまで時間がかかる。
・送料などを入れると、他のフットペダルよりも値段が高くなる。
・ボタンが少し硬い
使用感とレビュー
まず僕がこのフットペダルを選んだ理由は、国内で売っている物にFPSで使えると確信が持てる製品がなかったからです。特に入力遅延と耐久性の点が不安だったので、人柱も含めて、海外のPCゲーミングフットペダルを買ってみました。
入力遅延について、ボタンを手で押して測定してみましたが、マウス並みのスコアが出たので、気にしなくて良さそうです(下の画像)。もちろん、実際に足で押す際は、手で押すよりも遅くなりがちですが、プレイには問題ないでしょう。AVAのQCなら、手で押した後に足で押す、一連の流れなので尚更ですね。
耐久性についても、今のところ大丈夫です。安いフットペダルだとすぐ使い物にならなくなるので、さすがゲーム用といったところでしょうか。4ボタンあるので、仮に一つ壊れても他のボタンで代用できます。
ボタンの割り当ては、専用のドライバを最初だけインストールする必要があるんですが、これがけっこう使いやすいです。日本語には対応していないんですが、簡単な英語なので、すぐ設定できると思います。一度設定すれば、ドライバなしで動くので、オフライン大会でもすぐ使えます。また、4つのボタンを全て同じキーに割り当てることも可能なので、非常に便利。
ボタンについて、Fragpedal Quadは4ボタンモデルで、ドライバによるキー設定が豊富なので、わりと思った通りの使い方ができると思います。別途、2ボタンモデルもあり、そちらの方が安いんですが、2つのボタンの幅が狭いので、AVAのQCで使う場合は、4ボタンモデルの方が絶対いいです。
また、足で押すものなので、ちょっと硬いです。個人的にはもうちょっと柔らかくてもいいかなとは思ったんですが、他国では日本と違って靴で押すので、これくらいがちょうどいいんでしょう。僕は裸足なんですが、すぐ押せるようにボタンの端を親指の付け根に食い込ませる感じで押してます。
AVAのクイックチェンジ(QC)について
Frappedal Quadのボタンの薄さを特徴づける画像。左がスイッチオンで右がスイッチオフ。
・AVA サイドボタンのクイックチェンジ(QC)はAIMがずれる!? も参考にして下さい。
僕はサイドボタンからの移行なんですが、以前よりAIMが安定し、マウスを自分の手に合ったものに変えることができるようになったので、QCを変えて良かったなと思っています。もちろん、最初は足で行うQCに慣れず、上手くいかなかったんですが、最近は慣れてきたのでいい感じです。
サイドボタンやホイールで行うクイックチェンジは、マウスの持ち方を変える必要があるので、自分の本来のAIMからずれやすいです。また、キーボードは前後移動に無理が生じ、撃った後に左にいけないとか、止まってしまうとかの問題があります。
そういったサイドボタン・ホイール・キーボードの悪い所を全て解消できるフットペダルは、AVAのクイックチェンジに最適と言えるのではないでしょうか。また、マウスも自分に一番合ったものを使えて、フットペダルによってはドライバレス機能があり、AVAのオフライン大会ですぐ使えるのもいいですね。
ただ、クイックチェンジは慣れの要素が非常に大きく、慣れたやり方でも時々失敗するくらい繊細なものです。今までの慣れたやり方から、フットペダルに変えるのはそれなりのリスクがあります。少なくとも大会前に変えるのはやめましょう。足で行うQCに向き不向きもあると思うので、合わなかったら戻すくらいの気持ちで、挑戦してみるといいでしょう。
個人輸入のやり方と送料について
買い方はAmazon.com(アメリカ)で買い物する方法が参考になりました。
1.Amazon.comに登録
2.転送サービス Spearnetに登録
3.Amazon.comで商品を買う。この時に指定する住所はSpearnetのアメリカ支店。
4.Amazon.comからSpearnetに商品が届くので、送料と手数料を払う。
5.商品がSpearnetから家に届く。
輸入するものによっては、Spearnetを使わずにAmazon.comから直接、家まで届くものもあります。今回のフットペダルは、そのままAmazon.comに日本住所を指定しても買えないため、転送サービス"Spearnet“を使いました。転送サービスは他にもあるようですが、今のところはSpearnetが安くていい感じみたいです。もしSpearnetで新規登録したい人がいたら、友達紹介で500ポイント(500円分)貰えるので、メールアドレスをお問い合わせまで送ってください。僕にも一応500ポイント入るんですが、使い道が個人輸入しかないから何とも。
僕の場合、製品の値段が89$・Amazonの送料が10$・Spearnetの送料が42$・手数料が14$で、合計156$(当時の日本円で15,756円)でした。送料を抑えるためにお急ぎ便ではなく、通常配達で頼んだんですが、Amazon.comで注文してから家に着くまで3週間くらいかかりました。お急ぎ便ならもっと早く着くはずです。
FPSで低遅延・耐久性・ドライバレス機能を求める人におすすめ
普段は裸足でやってるんですが、僕の美脚が露わになると世間体的にもよくないので、靴下にジーパンという無難な格好に。片足でどちらも操作可能。
色々書きましたが、総評としては良くできたゲーミングフットペダルだと思います。特に入力遅延が気にならないこと、ボタンが浅いこと、耐久性が高いこと、ドライバレス機能があることは、FPS使用に何ら問題がないことを示しているので、いいゲーミングフットペダルだと思います。
ただ、日本で売っていないせいで、手に入れるのに手間とお金がかかります。そのため、FPSで確実に使えるものが欲しい、オフライン大会でも使いたい人に最適なフットペダルと言えるのではないでしょうか。
日本で売っている他のフットペダルは、3000円以下で手に入る製品が多いので、まずは自分に合うか試してみるのもいいと思います。日本ではRI-FP3BKやMI-FTUSB521が人気ですね。中には耐久性が怪しいものもありますが、あくまで消耗品と考えて、壊れたら買い替える感じで使っていくといいと思います。ゲーミングデバイスとして見れば、安いですし。
フットペダル、おすすめです。