ゲーマーならこれ一本で十分!? 7.1ch ゲーミングヘッドセット Kingston HyperX Cloud 2 レビュー

ゲーミングデバイス

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今回もKingston社より、新型のゲーミングヘッドセット「Kingston HyperX Cloud Ⅱ KHX-HSCP-GM」を提供して頂いたので、レビューしたいと思います。発売日は2015/2/14で、赤と黒の色違いモデルであるKHX-HSCP-RDもあります。前回のコスパ抜群のゲーミングヘッドセット Kingston Hyper X Cloud レビューも参考にして下さい。今回は新型と旧型を比較しつつ、AVAやCSGO、BFでの使用感を書いていきます。

Kingston HyperX Cloud Ⅱ レビュー

長所

・ステレオ(7.1chじゃない方)での定位感が良く、FPSゲームで敵がどこにいるのか手に取るように分かる。
・密閉型ヘッドセットで、大音量でも音が漏れにくい。ボイスチャット相手にゲーム音が漏れるのは致命的なので、ここはかなり重要。
・付け心地がよく、締め付けがちょうどいいので、長時間使用も可能。
・スイッチ1つで簡単に7.1chと2.1ch(ステレオ)の切り替えができる。
・マイクの音質が良く、指向性が高いので、雑音が伝わらない。自分の声がクリアに伝わる。
・布巻きケーブルで柔らかく、取り回しやすい。
・サウンドカード付属で、オフライン大会など持ち運ぶ場合に向いている。
・USB接続でサウンドチップに影響されないため、どんな環境でも安定した性能を出せる。
・PS4やXBOX Oneなどのコンシューマー機、iPhoneなどのスマートフォンと接続できる。
・保証期間が2年で、壊れやすいゲーミングデバイスの中では長い方。
・付属品が豪華。持ち運び用のケースはもちろんのこと、布製イヤーパッドと革製イヤーパッドのどちらも付属している。

短所

・バーチャル7.1chサラウンドサウンドはAVAやCSGOなどの一部のゲームには不向き。
・基本は付属の専用サウンドカードに接続する形で、他の外付けサウンドカード(Creative製やASUS製)と接続するには、3.5mm ミニプラグを4極から3極へ変えるケーブルが必要。
・FPSや音楽で有効なイコライザー調整ができない(3.5mm 4極から3極へ変換するケーブルがあり、他のサウンドカードに接続すれば可能)。

旧型(HyperX Cloud 1)との違い

GOOD
・締め付けがゆるくなり、付け心地がよくなった。
・2.1chの定位感が旧型よりも良い。敵の位置がより分かりやすくなった。
・7.1chと2.1chの切り替えが手元ですぐできるようになった。
・専用のサウンドカードが付属しており、USBでパソコンに接続する。
・ミュートボタンがコントローラーの裏からなくなり、誤爆しにくくなった。
・コントローラー兼サウンドカード(インラインスイッチ)にクリップが付いた。
・新しいデザインがいい。黒にシルバーのロゴ(ガンメタル)がシンプルで好感触。
・サウンドカード付きなので、スピーカーとの切り替えが楽。ケーブルを抜き差しする必要はなく、パソコンの画面でデバイスをオンオフするだけで、スピーカーとヘッドセットを切り替えできる。

BAD
・仮想サラウンド7.1chは、AVAやCSGOなどのゲームにはあまり向いていない。ただし、2.1ch(ステレオ)使用時の定位感はよく、7.1chの切り替えはすぐできる。
・7.1ch対応の専用サウンドカードに接続するのが基本で、イコライザ調整機能がないため、FPSや音楽で有効なイコライザ設定ができない。(変換ケーブルがあれば可能)
・3.5mm ミニピンがヘッドフォンとマイクの2つから1つになった(3極から4極へ)。そのため、PS4やXBOX Oneなどのコンシューマー機に接続できる一方、専用のサウンドカード以外の他社のサウンドカード(CreativeやASUS)に接続にしくくなった(4極から3極への変換ケーブルがあれば可能)。

スペック

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ヘッドフォンのドライバーは53mm径。密閉型でイヤーパッドが革製のため、音漏れしにくいが、蒸れやすい。付属の布製イヤーパッドにすれば開放的になり、蒸れにくいが、音漏れしやすくなる。重さは350g(マイクとケーブル含む)。付属のサウンドカードへの接続は3.5mm 4極 ミニピン1つだけ。サウンドカードからパソコンへの接続はUSB2.0。

付属品は、取り外し可能マイク、マイクを付けないとき用のふた、サウンドカード(ボリュームコントーラーとミュートスライドボタン)、持ち運び用のメッシュバッグ、飛行機座席用の接続プラグ。旧型よりも減っていますが、内容的には変わりません。これに延長ケーブルと3極から4極へ変えるケーブルがあれば、完璧だったんですが。

ちなみに、3.5mm ミニプラグについて、3極はマイクと音のどちらか1つしか処理できないので、マイクと音の日本に別れる形になります。4極はマイクと音のどちらも処理可能で、一本で済むため、最近はスマートフォンなどで対応機種が増えています。

製品の保証期間は2年と、壊れやすいゲーミングデバイスとしては長いです。普通に使っていて壊れた場合は、すぐサポートセンターにメールすることをおすすめします。新品を送ってくれることが多いです。周波数特性やインピーダンスはよく分からない人が多いと思うので、省略します。気になる人は公式ページへ。

音質とサウンドカードについて

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使ってみてまず驚いたのは、ステレオ使用時の定位感のよさ。旧型よりも定位感がよくなっています(旧型はサウンドカードなし)。この製品はサウンドカード付属で、USB接続なので、パソコン自体の音質環境に左右されにくいです。つまり、マザーボードのサウンドチップが関係ないので、どんな環境でもFPS使用時において、足音が良く聞こえて、敵がどこから来るのか分かるということになります。

ただ、7.1chモードを有効にすると、AVAやCSGOなどでは、音がブワーと広がって、こもったような感じになるので、せっかくの良い定位感が半減します。ゲームによっても変わってくるので、一概には言えませんが・・・。同じ7.1ch ゲーミングヘッドセットでも、Razer Tiamat 7.1みたいに、本当にヘッドセット内にスピーカーをたくさん入れてるわけじゃなくて、音をパソコンやサウンドカードで処理して、仮想的に7.1chにしているだけということを理解しておく必要があります。

開発もこのことを分かってたんでしょうね。スイッチ1つで7.1chと2.1chの切り替えができるようになってます。7.1chにすると光るので、光物大好きな人にもいいでしょう。また、音とマイクのボリュームアップがボタン式でぽちぽち調整できるのもいいと思います。特にオフライン大会で役に立ちますね。細かいところですが、旧型にはコントローラーの裏にミュートボタンが合ったのが、クリップに変わったのもいいと思います。コントローラーの上に物を置くとミュートになるので、たまに誤爆してました。

マイクと付け心地について

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マイクの音質は旧型に引き続き、いい感じに仕上がってます。ヘッドフォンが密閉型で、マイクが指向性なので、雑音もかなり入りにくいです。安いヘッドセットはマイクの音質が悪く、無指向性なので、雑音が入って「何言ってるかわかんない」ってことになるので、本当にマイク部分は重要です。ヘッドフォンの性能が悪くても自分が損するだけですが、マイクの性能が悪いと他の人に迷惑をかけてしまいますからね。ボイスチャットを通してチームプレイをする場合は、かなり重要です。

付け心地は旧型に比べてよくなりました。メガネをつけていても痛くなりにくいです。FPSは長時間プレイするので、重さと付け心地はかなり重要な要素です。耳をすっぽり包んでくれる感じで、周りの音をある程度遮断してくれます。この点も旧型に比べて良かった大きな点です。

より幅広い層におすすめできる新型!

ヘッドセットが3.5mm ミニピン1つになったことで、PS4やXBOX ONE、iPhoneなどのスマートフォンと接続可能になりました(PS3/XBOX 360/Wii/PSPなどほぼ全てのCS機で可能)。ただし、Creativeのサウンドカードなどに接続する場合は、4極から3極へ変換するケーブルが必要になります。また、延長コードもあるといいでしょう。他社のサウンドカードに接続しないと、イコライザ調整ができないので、この製品はそういう調整をするヘビーユーザーよりも、PS4やXBOX ONEなどのコンシューマー機を使うライトゲーマーを優先した形になっています。

とはいえ、専用サウンドカードにつないだ状態でも、定位感がよく、敵がどこから来ているのか良く分かるので、あまりこだわらなくてもいいかもしれません。既にサウンドカードを持っている人には、向いていないとは言えますが。

定位感がいい、マイク音質がいい、付け心地がいい、音漏れしにくい、持ち運びができる、コントローラー付きで付属品が多い、PC内サウンドカード不要と考えると、このゲーミングヘッドセットだけで十分いけるとも言えます。ゲーマーならとりあえずこれ買っておけば間違いないって感じ。初心者にもおすすめです。