【2019年/令和】厳選!おすすめFPS有線ゲーミングキーボード4選
FPS・MMO・MOBA・音ゲーにおすすめなゲーミングキーボードを厳選した。価格別に3000円、1万円、1万5千円、3万円以下の中で他の製品と比較しながら、これを選んでおけば間違いないというモデルを選定したので参考にしてほしい。最近のゲーミングキーボードの流行はLEDを搭載した七色に光るモデルだ。スイッチが高耐久で押し心地がいいのは、もはや当たり前。キーボードはただ文字を打つための道具ではなく、部屋を彩るインテリアへと昇華したのだ。専門用語の解説もあるので興味があれば読んでほしい。
ゲーミングキーボードとは?
ゲーミングキーボードは、マウスやヘッドセットほどゲームのプレイヤースキルに影響しないので、安いものを使っている人も多いだろう。しかし最近では、スイッチの高品質化が大きく進んだ。高耐久化、反応速度の高速化、同時押し対応数の増加、心地よい打鍵感、発色モデルなど予算をかけるべき製品が続々と出てきた。心地よい打鍵感と発色は直接関係ないと思うかもしれないが、ゲームの楽しさをあげる大きな要素だと僕は思っている。「ゲームをしていて楽しい」と思えることが一番なのだ。
大手メーカーと特徴
●LOGICOOL/ロジクール:巨額の資金で幅広くパソコン周辺機器を展開するメーカー。ロボットを使った近未来的な環境で開発を行っており、ひとつの製品を何千回も徹底してテストする怪物企業。「Romer-G」という完全独自開発のキーを搭載したプロ用モデルがある。また安い物からプロ用のものまで幅広く展開している。車で例えるならTOYOTA。
■Kingston HyperX:コストパフォーマンスに優れる製品を多く持つメーカー。現在はヘッドセットとキーボードが主流。車ならSUZUKI。
▼東プレ:我らが日本のメーカーにしてキーボード業界のドン。静電容量無接点方式という独自のキー方式を開発した。車ならランボルギーニ。
〇RAZER/レーザー:やたらと光らせるのが好きで男心をくすぐるのが上手いメーカー。オレンジ軸など完全独自のメカニカルキースイッチを開発する大手。車ならHONDAよりのMAZDA。
□CORSAIR/コルセア:幅広くゲーミングキーボードを展開する大手。手堅い製品が多いものの、デザインはちょっと単調。車ならNISSAN。
◇SteelSeries:「才」や「先生」などマウスに日本語の名前を付けるのが印象的なゲーム専用メーカー。おしゃれな見た目のものが多く、多くの人から愛されている。個性的で高性能なモデルが多いが、日本では売られていないものもあるのが残念。車なら三菱。
選び方とこだわりポイント
・同時押しできるものを選ぶ。FPSは6個以上、音楽ゲームは全キー同時押しが基本だ。
・耐久性が高いスイッチを選ぶ。FPSはWASDなどの特定キーを連打する。耐久性が高ければ故障も少ない。
・反応速度が速いスイッチを選ぶ。高性能なスイッチは半分押し込めば入力判定を行う。
・七色に光るもの(RGB対応モデル)を選ぶ。僕も最初は光る必要はないと思っていたが、実際使ってみると暗所でも使いやすく、テンションもあがるのでおすすめだ。モチベーションってめちゃくちゃ大事。
・キーボードはゲームだけでなく、文字入力をする普段使いも非常に大切。テンキーありのモデルなら日本語配列の108キー以上を選ぼう。テンキーレスなら91キー日本語配列モデルがいいだろう。安いものは英語配列が多い。無変換キーがなかったり、CtrlやFnキーが変な場所にあるものがたまにあるので気を付けよう。
これだけは知っておきたい専門用語
・同時押し:その名の通り、キーを同時に押せる機能。FPSや音ゲーはこれができないと不利になるため、ゲーミングキーボードの機能として必須と言える。
・アンチゴースト:複数キーを素早く連続で押した時の認識不良を防ぐ機能。
・Nキーロールオーバー:全てのキーを同時押しできるという意味の専門用語。昔はPS/2コネクタしか対応していなかったが、最近はUSB接続でも対応している。
・テンキーレス:テンキー(0~9までの数字を簡単に打てる、キーボード右端についている部分)をなくしたもの。ローセンシプレイヤーはマウスパッドが大きくなるため、テンキーレスにすれば机がその分広くつかえる。
・底打ち:キースイッチの一番下まで押すこと。高性能なスイッチは底まで押さなくても、半分押しこめば入力判定になるので、体感の反応速度が上がる。
・キーピッチ:ひとつのキーの中心から、隣のキーの中心までの距離のことで、ひとつひとつのキーの大きさを表す用語。
・キーストローク:キーの深さのことで、長ければ長いほどキーを深く押せる。
・キー荷重/押下圧:キーの重さのこと。
メカニカルスイッチと専門用語
・メンブレンスイッチ:薄いゴムシートでオンオフを切り替えるスイッチ。安価に作れる一方で、メカニカルスイッチなどに比べて耐久性が低い。また、底打ちが基本でゴムを使っているため、ふにゃっとした感じが拭えない。
・静電容量無接点スイッチ:電気容量の変化でオンオフを切り替えるスイッチで、高価な半面、耐久性や静音性が高く、疲れにくくて打鍵感がいい。スプリング機構を持っているため、底打ちしたときにカチッとした感触がある。東プレのREALFORCEシリーズが圧倒的な人気を誇り、金融機関などでもよく使われている。
・メカニカルスイッチ:キーの数だけスイッチが内蔵されているタイプで、メンブレンよりも耐久性が高い。ひとつひとつのスイッチが独立しているので、カスタマイズが容易で、ZF Electronics社のCHERRY MXブランドが有名。このブランドが出す茶軸・黒軸・青軸・赤軸という言葉が独り歩きするほど人気が高い。スプリング機構を採用しており、カチっとした底打ち感がある。最大で4mm押しこめるが、2mm押した時点で入力判定がある。
・茶軸:最もスタンダードで一番人気。押下圧が約45g±20gで軽快なタイピングが可能。
・青軸:カチっとした音を楽しむスイッチ。爆音なので、ゲームをボイスチャットでつないでやる場合はあまりおすすめできない。押下圧が約50g ±15gで、比較的軽く、爽快なタイピングができる。
・黒軸:押しこめば押しこむほど重くなっていくが、戻りが速く、底打ちせずに打てば高速で打てるのが特徴のスイッチ。押下圧が約60g±20gで一番重いが、慣れれば疲れにくい。慣れるまでが辛く、押しっぱなしの操作には向かないのが欠点。
・赤軸:黒軸を軽くしたスイッチで、軽快なタイピングが可能。押下圧が約45g±20gで音がやや静か。
・Romer-Gキースイッチ:Logicoolが開発した新設計の高性能メカニカルスイッチ。1.5mm押した時点で反応し、軽くて静音性も高い。耐久性能は驚異の7000万回。
・Cherry MX Speed RGB:入力判定が1.2mmになって反応速度が高速化した赤軸のRGB版。ZF Electronics社がLogicoolのRomer-Gに対抗して作製したカスタムモデル。
Nukkato厳選キーボード
無名ブランドの逆襲
激安ゲーミングキーボードの中でも特に異彩を放つ無名ブランド逆襲モデル。圧倒的低価格でLEDバックライト、26キー同時押し、キー耐久性能6000万回、防水性能という大手ゲーミングブランドもびっくりの性能を持つ。最近はこういった無名ブランドの激安モデルが続々と名乗りをあげていて、低価格化が進んでいるのはユーザーにとってはメリットだろう。しかしあくまで無名ブランドの激安モデルで、大手ほどの信頼はできないし、欠点もある。どうしても予算が限られている初心者や学生におすすめのモデルだ。
GOOD
〇コストパフォーマンスがかなり高い。安いのに多機能。
〇RGBバックライト(1680万色)対応。
〇驚きのキー耐久性能6000万回。
〇26キー同時押し対応。
〇激安なのに保証が2年間と長い。
BAD
×106キーなので無変換、変換、右ALTなどがない。
×26キー同時押しは特定のキーだけ。中途半端。
×公式ページがないため、詳細なスペックがわからない。
製品仕様
公式ページがないため、不明点が多い。キースイッチ方式はメンブレン。キーレイアウトは106キー日本語配列。同時押しは26個まで対応。RGBバックライト(1680万色)対応。保証は2年間。キー耐久性能は6000万回。接続はUSB。サイズは横が縦が130mm・奥行きが35mm。重量は1040g。耐水性能あり。Windows 10対応。
もはやインテリア
7,800円~
Kingston HyperX Alloy CORE RGB
Kingston HyperX Alloy CORE RGB
コスパが高い製品が多いKingstonのゲーミングキーボード。キーだけでなく、隙間からも七色に発色するのでテンションがめちゃくちゃ上がる。108キー配列で無変換などのキーもきちんとあるので普段使いにも問題なし。ただし、詳細なスペックが書いてないのがマイナス点。
長所
〇コストパフォーマンスが比較的高い。
〇RGBバックライト(1680万色)対応。鮮やかに光る。
〇108キー日本語配列で無変換などのキーがきちんとある。
〇保証が2年で長い。
〇耐水効果があるので飲み物をこぼしても大丈夫。
短所
×同時押しやアンチゴーストに対応しているものの、その数は記載がない。
×キー耐久性能やキーピッチ、キーストロークなどの記載もない。
製品仕様
キースイッチ方式はメンブレン。キーレイアウトは108キー日本語配列。同時押し対応だが数は記載なし。マルチキーアンチゴースト対応。RGBバックライト(1680万色)対応。保証は2年間。打鍵音は比較的静か。ポーリングレートは1000Hz。キー耐久性能は不明。接続はUSB。サイズは横が443.20mm・縦が175.31mm・奥行きが35.68mm。重量は1121g。キーピッチ・キーストロークは・押下圧は記載なし。ゲームモード搭載(Windoswキー無効)。ケーブル長は180cm。ショートカットキーはバックライトスイッチ、ミュート、再生、停止、前のトラック、次のトラック、ボリュームボタン。Windows 10対応。最大120mlまで耐水性あり。
プロゲーマー仕様の本格派
Logicool G PRO RGB G-PKB-001 日本語91キー
Logicoolがプロゲーマー仕様のゲーミングキーボードとして、満を持して世に出した本格モデル。ゲームに必要とされる機能を余すところなく搭載し、これ1本あれば快適にプレイが可能なところまで持ってきた。Logicoolが開発した「Romer-G」メカニカルスイッチを搭載し、7000万回の高耐久、競合製品より25%高速な反応速度、心地よい打鍵感を実現した。同時押し対応はもちろん、RGBバックライト、ケーブルの取り外しまで可能だ。テンキーレスモデルだから、机がより広く使えて、大きなマウスパッドも置きやすい。すべてのゲーマーにおすすめできる今一番HOTなモデルだ。Nukkato!
GOOD
〇テンキーレス仕様なので机が広く使える。ローセンシでも安心。
〇高性能な独自スイッチにより、7000万回の高耐久、高速の反応速度、心地よい打鍵感。
〇FPS・MMOだけでなく音ゲーもできる26キー同時押し対応。
〇日本語配列91キー対応で無変換などのキーがちゃんとある。
〇RGBバックライト(1680万色)対応。
〇手厚い2年間の無償保証。
〇ケーブルの取り外しが可能で、テンキーレスなので持ち運びやすい。
〇ショートカットキー、マクロ、キーバインド設定あり。
〇スチール製バックプレートによる高い耐久性と安定感。
製品仕様
キースイッチ方式はメカニカル(Romer-G)。キーレイアウトは91キー日本語配列(テンキーレス)。同時押しは26個まで対応。全キーアンチゴースト対応。RGBバックライト(1680万色)対応。保証は2年間。打鍵音は静か。キー耐久性能は7000万回。接続はUSB。サイズは横が360mm・縦が153mm・奥行きが34.3mm。重量は980g。キーピッチは19mm。キーストロークは3±0.2mm。押下圧は45.0±20g。3階角度調節機能あり。ゲームモード搭載(Windoswキー無効)。ケーブル長は180cm。Windows 10対応。ショートカットキーはゲームモードスイッチ、バックライトスイッチ、再生/一時停止、停止、前のトラック、 次のトラック、ミュート、ボリュームダウン、ボリュームアップ。マクロキー(Gキー)は12個。
至高の最終兵器
東プレ REALFORCE RGB AEAX02 日本語112キー
他の追随を許さない圧倒的性能を誇る史上最高のゲーミングキーボード。スイッチの入力位置を1.5mm、2.2mm、3mmに変更できるAPC機能がついており、高速入力したいキーと誤爆を防ぎたいキーを設定できる。別売りのキースペーサーを使えば物理的にかえて底打ちすることも可能という革新的なモデルだ。東プレの「REALFORCE」シリーズは金融機関でも使われるほど信頼性が高く、その打ち心地は一度使ったら病みつきになるほど。ゲーミングキーボードとしては珍しく非常に静かなので、ボイスチャットの相手にも迷惑をかけにくい。全キー同時押しや高い耐久性、RGBバックライトにも対応している。業務にも耐えうる至高のゲーミングキーボードが欲しいならこれ一択だ。
GOOD
〇他のゲーム用に比べて打鍵音が圧倒的に静か。
〇スイッチの入力位置を1.5mm、2.2mm、3mmに変更できるので高速入力が可能。
〇別売りのキースペーサーを使えば物理的にスイッチの入力位置を変更可能。
〇ひとつひとつのキーの重さを変えることで打ちやすくなっている。
〇静電容量無接点方式スイッチによる極上の打鍵感。無接点なのでチャタリングがない。
〇キーが階段状に傾斜を持ち、凹型の構造で、長時間のタイピングでも疲れにくい。
〇FPSやMMOだけでなく、音ゲーもできる全キー同時押し対応。
〇キーの耐久性が5000万回と高い。
〇RGBバックライト(1680万色)対応。
〇日本語配列112キー対応で無変換などのキーがちゃんとある。
〇文字が消えない2色成形のキーキャップ。
BAD
×価格が高い。
製品仕様
キースイッチ方式は静電容量無接点方式。キーレイアウトは112キー日本語配列。全キー同時押し対応。全キーアンチゴースト対応。RGBバックライト(1680万色)対応。打鍵音は非常に静か。キー耐久性能は5,000万回以上。接続はUSB。サイズは横が455mm・縦が142mm・奥行きが30mm。重量は1400g。キーピッチは19mm。キーストロークは4mm。押下圧は45.0±15g。角度調節機能あり。ゲームモード搭載(Windoswキー無効)。ケーブル長は150cm。Windows 10対応。ショートカットキーはAPC変更キー、ミュート、ボリュームアップ、ボリュームダウン。文字が消えない2色成形のキーキャップ。キー構造はステップスカルプチャー(キーが階段状に傾斜をもち、横から見ると凹型)。変荷重モデル。スイッチの入力位置を1.5mm、2.2mm、3mmに変更できるAPC機能つき(アクチュエーションポイントチェンジャー)。
まとめ
・とにかく安いゲーミングキーボードならNPET K10
・七色に光るゲーミングキーボードならKingston HyperX Alloy CORE RGB
・プロゲーマー仕様の高性能ゲーミングキーボードならLogicool G PRO RGB G-PKB-001
・至高のゲーミングキーボードなら東プレ REALFORCE RGB AEAX02