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爆速M.2 SSDの実力はいかに? Samsung SSD 960 EVO 250GB レビュー

自作パソコン


今回は2か月間使用した爆速SSD(NVMe対応M.2規格)、Samsung SSD 960 EVOのレビューだ。以前から超速のベンチマークが出るM.2規格のSSDは気になっていたのだが、なかなか買う機会がなかった。最初はゲーム用SSDを買うつもりだったが、起動ドライブをM.2にしてみたいという好奇心に加えてOSの不調(win7からwin10へのアップグレード)が重なったので思い切って購入してみた。

レビュー

手持ちのマザーボードがM.2スロットに対応していれば、そのままつけることができる。対応してなくても、NVMeと言って、ビデオカードや拡張ボードを付けるPCI-E x16・x4などのポートにつけることが可能。NVMeの方がM.2よりも高速なうえに冷却しやすいため、このタイプはできるだけNVMe規格としてつけることをおすすめする。ただし、別途NVMe変換ボードが必要。M.2にそのままつける場合は、熱暴走で落ちる製品があるようなので、ヒートシンクをつけよう。僕はCPUクーラーが邪魔でどちらにしろM.2スロットにつけることができなかったので、変換ボードを買った。今のところ落ちたことはなく、温度も低く保っている。

GOOD

・素晴らしいベンチマーク上のスコア
・データ移行ソフトが優秀
・SSDからSSDへのデータ移行が爆速

BAD

・価格が高い
・SSDからの移行だとスピードを体感しにくい

仕様

型番はMZ-V6E250B/IT(250GB)、MZ-V6E500B/IT(500GB)、MZ-V6E1T0B/IT(1TB)の3種類。1TBモデルの方がキャッシュメモリ、書き込み速度、耐久値、消費電力が少し高いが、性能差はあまりないのでここでは割愛して250GBのスペックを載せる。インターフェースはPCIe3.0 × 4(32Gb/s)、NVMe1.2対応。M.2(Type 2280)規格。Samsung V-NAND フラッシュメモリ対応。Samsung製コントローラ、キャッシュメモリは512MB。読み出しは3,200MB/s、書き込みは1,500MB/s、4KBランダム・読み出しは14,000IOPS、書き込みは50,000IOPS、4KBランダム・読み出しは380,000 IOPS、書き込みは360,000 IOPS。平均故障間隔は150万時間。消費電力は5.7W、アイドル時は40mW。付属ソフトウエアはSamsung Magician Software。保証は3年間。

ベンチマーク


シーケンシャルリード・ライトどちらも公称値通りのベンチマーク結果に。ただ、これを出すには僕の環境ではOSのクリーンインストールが必要だったというね。再インストールしなかったら、READが2200MBくらい・・・。もともとWINDOWS 7から10へのアップデートで、AVAが起動できないなどなど色んな問題をはらんでいたOSだったのでこれを機に再インストールしたけど、OSの入れ直しほど面倒なものはないので、計画はご利用的に。必ずこうなるわけではないとは思う。

SSDとSSDのデータ転送は爆速。毎秒300MBという速さで120GBのバックアップが6分半で済んでしまった。

温度は30度後半で推移するイメージ。対応転送モードの最大はPCIe 3.0 x4。ちなみに画像は購入当初のもの。

総評

これだけベンチマークがいいにも関わらず、あまり体感できないので、現時点では一般的なゲーマーにはおすすめはできない。僕みたいにゲーム+自作PCが趣味の人には、組むだけで満足感が得られるのでおすすめ。

Posted by てんせんか