Kingston HyperX Cloud Ⅱ Wireless 7.1ch ゲーミングヘッドセット レビュー。

ゲーミングデバイス

今回はKingston社製の7.1ch ワイヤレスゲーミングヘッドセット「HyperX Cloud Ⅱ Wireless +7.1」のレビューだ。

Kingston HyperXとは?

Kingston社はパソコン周辺機器を扱うメーカーだ。そのゲーミングブランドとなるのがHyperXで、現在はヘッドセットやマウス、マウスパッドなど幅広い製品を取り扱っている。その中でも日本問わず世界中で人気となっているのが、「HyperX Cloud」シリーズだ。このブログでも何回も紹介しているが、今回はワイヤレスモデルとなる「HyperX Cloud Ⅱ Wireless +7.1」の製品提供を企業より受けたので、今回執筆することとなった。

長所と短所

〇コードがないことがすごく快適。頭を自由に動かせて、付けたまま部屋を歩ける。
〇付け心地がとてもいい。ふわっと優しく耳全体を包み込む。メガネでも痛くない。
〇本体が軽い。コードがないことも相まって軽く感じる。バッテリーの重さは感じない。
〇ミュートや音量調節しやすい。コードではなく、本体にボタンがついている。
〇マイクの性能が非常にいい。雑音を拾いにくく、クリアに声を伝える。
〇密閉型で、ゲーム音がマイクに音漏れしにくい。
〇7.1chバーチャルサラウンド効果を使えば、音楽を聴くのにも使える。
〇2年保証の安心感。ヘッドセットは壊れることも多々ある。
〇充電は付属のUSB 3.1ケーブルで行える。裏表がなく、挿しやすくて耐久性もそこそこ。
〇接続はUSBによるワイヤレス接続。パソコンのサウンドチップがおかしくなっても、USB接続なら問題なく使えることが多いので、古いパソコンでも安心。また、他のサウンドカードやスピーカーとも別接続なので、パソコン上で簡単に切り替えられる。
×有線モデルよりも音質はやや劣る。
×最大にしても音量がやや小さい。

製品仕様

・タイプ:密閉型、サーカムオーラル(耳を覆う型のイヤーパッド)
・重量:公称309g、実測309g
・USB充電ケーブルの長さ:0.5m
・バッテリーの駆動時間:30時間(音量50%のある環境下)
・ワイヤレスの接続距離:最大20メートル(2.4 GHz)

ヘッドフォン
・ドライバー:ネオジム磁石、ダイナミック53mm径
・周波数応答:15Hz-20,000Hz
・インピーダンス:60 Ω
・音圧レベル:104 dBSPL/mW (1kHz時)
・T.H.D.(全高調波歪):1%以下
・接続:ワイヤレス

マイク
・タイプ:エレクトレットコンデンサーマイク
・極性パターン:双指向性、ノイズキャンセリング
・周波数応答:50Hz~68,000Hz
・感度:-20 ‏dBV (1V/Pa、1kHz)

実写画像

音質と定位感

ヘッドフォンの音質はゲームに有利な高音強調型だ。高音がシャリシャリとやや高く鳴っている一方で、低音は弱めになっている。中音域はあまり変化はないが、やや高音寄りの調整になっているように感じる。これはOVERWATCHやESCAPE FROM TARKOVなどのFirst Person Shooting (FPS)において、定位感を高めるための設定で、ゲーミングヘッドセットでは鉄板の音質だ。足音など重要な情報を聞き取りやすくする一方で、グレネードなどあまり意味のない低音を弱くし、聞き取りやすさを強化している。その定位感もしっかりとあり、きちんと敵の位置を把握できた。

マイク
マイクの性能は素晴らしいと言っていい。声が非常にクリアに伝わり、雑音が入りにくい。粗悪なマイクだと声がこもってしまうこともよくあるのだが、それもなかった。これまでのKingston HyperX Cloudシリーズの製品もマイク性能はとても良かったが、この製品もいい点を踏襲していると言える。指向性が高く、ノイズキャンセリングがしっかり聞いていて、試しに一般的なコンデンサマイクと比べてみるとその差は歴然だった。

7.1chバーチャルサラウンド
この機能をオンにすると、低音がしっかりと響き、音に立体感が出る。音楽を聴くとその変化がわかりやすい。楽器のひとつひとつが聞き取りやすく、迫力が増す。やや薄い音から重厚な音へと進化を遂げる。ゲームだけではなくて、音楽も聴きたいという人にとって、とても有用な機能だ。さすがに音質のいい有線ヘッドフォンと比べると、高音がややがちゃついていて軽いので見劣りするかもしれないが、日常的に音楽を聴く分には必要十分に感じる。

付け心地や使用感

付け心地はかなり良い。ふわっと耳全体を覆い込むので、付けていて疲れにくい。それでいて適度な締め付けもあるので、音を漏らしにくくなっている。メガネを付けていても痛くなりにくいというのは多くのゲーマーにとって恩恵があるはずだ。さすがKingston HyperX Cloudシリーズの上位モデルと言える。

ドライバ
専用のHyperX NGENUITYをインストールすることで、電池残量や音量調節などが行える。また、7.1chバーチャルサラウンド効果のオンオフもできるようになっている。シンプルでわかりやすいが、できることはそんなに多くない。

音量について
僕の環境では音の最大値が低いのか、音量をマックスにしても物足りないことがあった。普段僕が使っているのがイヤホンというのもあるかもしれない。

耐久性
しっかりとした金属フレームで出来ており、剛性は確かだ。よほど乱暴な扱いをしなければ、壊れることはあまりないだろう。

重量

実際に重量を測ってみると、公称通り309gであった。コードレスなのも相まって非常に軽く感じる。バッテリーが入っているとは思えない軽さだ。

総評

総評すると「HyperX Cloud Ⅱ Wireless +7.1」はワイヤレスの快適性を持ちつつも、ゲーム用途で高性能なゲーミングヘッドセットと言える。ふわっとした付け心地や性能の良いマイクなど、Kingston HyperXの持ち味を十分に発揮する本製品は、ファンの期待を裏切らない出来になっている。