【AIM講座】つまみ持ちに切り替えればAIM力が上がる説
FPSにおけるAIMを向上させるため、AIMに対する理解を深めようというのが本講座。今回はつまみ持ちが僕らにもたらす恩恵について考察していく。この記事を理解する上で「つまみ持ちとは何なのか」、「つまみ持ちは少数派」等の前提知識が必要となるので、分からない人は下記の記事に目を通しておくといいだろう。
・【AIM講座】かぶせ持ち、つまみ持ち、つかみ持ちの特徴と人口について。マウスの持ち方の種類とは?
効果と欠点
今回の主題はつまみ持ちに「切り替える」ことでAIM力が上がる説だ。つまり現在は、「かぶせ持ち」の人が「つまみ持ち」に切り替えることでAIMが上がる、ということを言っている。
長所
〇近距離のAIMがしやすくなる。これが最も実感しやすい。
〇AIMのスピードを上げやすい。
〇つまみ持ち特有の筋肉を鍛えることができる。かぶせ持ちに戻したとしても、その効果は残る。
〇かぶせ持ちにはできない指先での微妙な調整が効きやすい。綺麗な円を描くことは、つまみ持ちはできやすいが、かぶせ持ちだとやりにくい。
〇つまみ持ちが少数派ゆえに効果が出やすい。人と違ったことをすることで差が生まれる。上位を目指すなら人との差を作ることが大事。
〇そもそも人間は指先で何かをすることを前提に生きている。つまりは日常生活の経験がつまみ持ちに活きることになる。
短所
×慣れるまでは細かいAIMがしにくい。
×手首や指への負担が大きい。腱鞘炎になることも。
×かぶせ持ちやつかみ持ちから切り替えた場合、一時的にAIM力が落ちる。以前の持ち方と同等のレベルにまで持っていくには1カ月以上の練習が必要と考えた方が良い。
とっさの近距離が戦いやすい
いきなり目の前に敵が現れても戦いやすいというのが、最も実感しやすいつまみ持ちのメリットだ。特にローセンシの人にとって恩恵が大きい。かぶせ持ちだとこれがどうしてもやりにくかったりする。AIMのスピードを上げやすくもあり、ローセンシプレイヤーの弱点を補うような持ち方とも言える。
つまみ筋肉
つまみ持ちの筋肉を鍛えることで、つかみ持ちやかぶせ持ちに活かすことができるのではないかとも思う。これはつまみ持ちにしないと容易には鍛えられないため、時間をかけてゆっくりと鍛えていく必要がある。これを鍛えるためには一カ月はかかるのではないかと思う。一気につまみ持ちに移行することは不可能なので、毎日少しずつ練習することをおすすめする。
人間のつまみ持ち最適説
これはまだ僕の持論としか言えないのだが、人間はつまみ持ちが最もパフォーマンスを出せるマウスの持ち方ではないかと考えている。なぜかというと、人は指先で何かをつまんだり、操作することを日常としているからである。その最もたるものが「字を書くこと」である。人が日常の中で最も繊細な作業をしている瞬間というのは、字を書く時ではないか。それを指先で行うのだから、手首で操作するよりはよっぽど繊細な動きができるはずなのだ。
100m走のフォームは決まっている
人類が最も古くから行うスポーツは短距離走である。そしてこの短距離走でのトップ選手はフォームがほぼほぼ決まっている。それは人間が最速を出すためには人間に最も適したフォームがあるからである。これはマウスの持ち方にもあるのではないかと思っている。e-Sportsの歴史は浅い。だからまだまだかぶせ持ちやつかみ持ちのプロ選手も多い。しかし、数十年後、あるいは数百年後にはマウスの持ち方について研究が進み、トップ選手はつまみ持ちばかりになると僕は予言しておく。