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【AIM講座】滑らないマウスソールという選択肢

AIM講座

完全に盲点だった。滑らないマウスソールという選択肢。FPSを長年やってきたが、そんなことは露一つ考えなかった。マウスソールは滑れば滑るほど優秀なものだと考えていた。しかし、滑らないマウスソールもありだと気づく。そもそもマウスパッドだってそうじゃないか。とんでもなく滑るマウスパッドがいいのであれば、プラスチック製がもっと主流になっているはずである。しかし現実には適度に止まるマウスパッドが好まれている。かくいう僕も布製の止まり重視のマウスパッドを使用している。

AIMがすごくいい人の画面を見ているとまるで機械のように、ぴたっぴたっときっちり"止まっている"。理想のAIMは自分が見ている敵に対して、きっちり正確にぴたっと吸い付くようにトレースすることである。そこで求められるものは目標に対して自分のAIMを止める能力。言い換えるならば、高速で動くマウスを手で止める能力。

止める能力を最優先に考える

マウスを早く振って、自分が思った場所で止められる。そのことを前提条件として、マウス・感度・パッド・ソールを調整して決めるべきという理論がある。極端な例で言うと、マウス感度は自分が許せる最大のローセンシ、自分が一番止めやすいマウス、自分が一番止めやすいマウスパッド、滑りが悪くてもぎりぎり許せるマウスソールを使うという理論である。

具体的に考えてみる。「ちょっと滑りすぎて上手く当たらないけど早い敵に反応できる」と「滑りが悪くて高速の敵には反応できないけど、遅い敵には確実に当てられる」のどちらを取るかという話である。この止め最重要説では後者を取ることになる。スーパープレイはできないけれど、身の丈にあった確実なAIM理論。チャンスを確実にモノにするAIM力。派手さはないが背伸びして失敗することはないAIM。

止め重視のマウスソールは売ってない

では具体的にはどのマウスソールを使えばいいのか。過去には止め重視のマウスソールが売っていたこともあったが、今はもうない。だから現実的に考えると今使っているマウスソールを限界まで擦り減らすというのが最も安上がりだ。もしくはヤスリがけして意図的に滑らないようにする、ソールにテープを張って自分好みに調整するなどが考えられる。

注意点としてはヤスリで削ったり、テープを張ったりすると、今度はマウスパッドにダメージが入ってしまうことだ。汚れるし摩擦力も減るだろう。しかし自分好みに簡単にカスタマイズできるため、試してみる価値はある。一度いらないマウスパッドでやってみてはどうだろう。もうひとつ、マウスソールの角は絶対になめらかでなくてはいけない。ちょっとでも角があると違和感がすごいからだ。

人気のマウスソール
EsportsTiger Arc1:滑り重視で様々なマウスに対応。平均的な価格。
EsportsTiger Arc2:長期安定性重視。平均的な価格。
Corepad Skatez:種類がとても多い。価格は平均的。
Superglide:強化ガラスで高耐久。価格は高い。
パワーサポート AS-44:丸形。激安だが癖もすごい。
パワーサポート AS-36:楕円形。激安だが角が目立つ。
ニチアス トスベール:激安だが自分で切ったり調整する必要がある。

上に人気のマウスソールを列挙した。自分のマウスにあったものを選び、それを使い込んだり、削ったりするのもいいだろう。滑りを悪くすると今度はどうしても手を高速で振る必要性が出てくる。その高速で振る筋肉を毎日のAIM練習で磨いていけば、理想のAIMに近づいていくのではなかろうか。

選択肢

ここまで止め最重要説について力説してきたが、ここで本稿のタイトルを振り返ってほしい。滑らないマウスソールという"選択肢"である。ちょっと保険というかずるい書き方をしている。滑り重視か止め重視かというのはプレイするゲームによっても変化するからである。敵が360度、縦横無尽に高速で動くゲームなら、多少AIMがずれててもおおまかに合っていれば、滑り重視を選択。逆に敵のスピードが遅く、平面での戦いしか想定していないなら止まり重視を選択。それが一般的な考えだからである。

重要なのは滑らないマウスソールを使うという選択肢があるということである。もしあなたが360度のAIMが必要とされるゲームを行うのであれば、滑りのいいマウスソールに張り替えればそれで済む話だ。滑らないマウスソールを使ってはだめという固定概念を捨てることが肝要だ。思う存分使ってもいい。僕はそう自分に言い聞かせている。

Posted by てんせんか